まず自分のために時間を使い、それから他人のために時間を使う - ぱりことば。−島根県の漫画家カウンセラーのブログ−

先日、「金持ち父さん貧乏父さん」
という古い本を読んでいたのですが、
その中で
“まず自分への支払いをしない人は
うまくいかない”という話がありました。

それって、「お金」だけじゃなくて
「時間」もそうじゃないか、と思ったんです。

「きみのお父さんがいつもお金に困っている最大の理由はそれだよ。悪い習慣にどっぷりつかっている。まずほかの人への支払をすませて、最後にいくらか残ったら、そのときはじめて自分に支払をしているんだ」
(中略)
「請求書の支払を期日通りにすませることは大事だ。私だってそうしている。でも、私は他の人への支払をする前に自分に支払うんだ。ほかの人っていうのには政府も入る」
ロバート・キヨサキ, シャロン・レクター. 「金持ち父さん　貧乏父さん」: アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学. 筑摩書房, 2000, p.227-228.

わたしはお金も時間も、
他人のために「使う(与える)」
ことが大事だと考えています。

ただしそれは、大前提に
「自分を大切にしてから」
というのがあります。

自分を大切にできない人が、
“うまくいきたい”がために
他人へお金や時間を使っていると、
単なる自己犠牲になってしまい、
いつもお金がなく、時間がなく、
うまくもいきにくいし
幸せも感じにくくなってしまうのです。

わたしが「お金に困らない」
自分になるためにまずしたのは、

・自分のためにお金を使うこと

・「お金がない」と
言うのをやめること

・払って気持ちの良い人に
お金を支払う流れを作ること

でした。

20代の頃も、
「たくさん払った方が
たくさん入ってくる」
という言葉を勘違いして、
自分を大切にできないまま
散財していたんですけど、
それだとやっぱり
うまく行かなかったんですよね。

「自分を大切にする」が軸にあると、
お金を使うことは
“消費”ではなく
“自己投資”になるのです。

＊　＊　＊

で、いつの間にか
お金には困らなくなったんですけど、
最近はたびたび“時間がない”
状態に悩んでいて、ふと

「時間もお金と一緒じゃないか」

と気づいたのでした。

Time is money.
時は金なりって言いますもんね。

「なんだかうまくいかない、
モヤモヤする」気持ちを
抱えている時の
1日のスケジュールを振り返ると、

自分の時間をまず
真っ先に他人へ使っているのです。

で、自分がやりたいことは後回し。

ああ、こりゃあいけないなと思い、
今日は自分の時間を
まず自分のために使うことにしました。

結果、仕事がカツカツになったり
したんですけど、
そのおかげでいつもより
作業時間が短かったのです。

いつもは時間に余裕があると思って、
少しダラダラとやっていたんですね。
(そんなつもりは全くなかったけど、
そうなっていた)

「金持ち父さん　貧乏父さん」にこんな一節があります。

「『支払わなくてはいけない』というプレッシャーが原動力になるんだ。（中略）そのプレッシャーのおかげで私はより一生懸命働くようになり、必死で考えるようになった。」
ロバート・キヨサキ, シャロン・レクター. 「金持ち父さん　貧乏父さん」: アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学. 筑摩書房, 2000, p.229.

わたしは今日、
先に自分のために時間を使ったことで、
残りの時間でどうやって
他人に貢献できるかと
より一生懸命働くようになり、
必死で考えるようになったんです。

まさにこの一節で言われていることと同じです。

まず自分に使う。
だけれども、他人にも一生懸命使う。

お金も時間も、愛情もなんでも
同じことが言えるかもしれないな、
と感じました。

わたしはこの本の言っていることを
全部肯定するわけではないですが、
それでも、かなり大事な
「考え方」はたくさん学べると思います。
気になる方はぜひ読んでみてくださいね。