色んな業務において
料金が安い安いと
言われ続けているわたしですが、
値上げはしているんです。
お前が言うなと言われそうですが、
わたしよりやっすい金額や、
なんなら無料でやっている人、
それで悩んでいる人も見ますので、
今日は
「値上げができない人は、
まず自分を大切に扱おう」
という話をします。
わたしはイラストレーター、
デザイナー、ライター、
カウンセラーという業種で
色々やっておりますが、
どの業種でもおそらく同じですよ。
* * *
なんでお金が取れないかって
「自信がない」のもそうですが、
そもそも
「自分が大切ではない」からです。
自分のことを
「お金をかけてあげたくなるほど
大切な人」だと思っていないので、
お金を沢山いただくのが
はばかられるんです。
「自分だから、この程度でいいや」
ってこと、ないですか?
友達へのお祝いなら
恋人へのプレゼントなら
大好きなペットのためなら
たくさんお金を使えるのに、
「自分はこれくらいでいいや」
「自分の分だから、ガマンしなきゃ」
って、ないです?
そういうのが板についていると、
今よりお金を稼ぐのが
ためらわれるんです。
だって「自分」って、
お金を使ったら
いけない存在だから。
ガマンさせるのが当たり前だから。
「自分にお金を使えない」
↓
「使えないから、もらえない」
↓
「もらえないから、
安い料金しかつけられない
(値上げできない)」
んですね。
* * *
とはいえ、貧乏がしみついていると
いきなり自分に大金を使うのは
はっきり言って無理です。
だから、日々の生活の中で
少しずつ「自分を大切に」するんです。
わたしがまずやったのは、
「週に1〜2日、完全に休む日を作る」
でした。
以前は月月火水木金金レベルで
働いていたのですが、やめました。
なんなら最近は平日でも
温泉に行ったり、
電車で遠出したりしています。
別に裕福になったから、
ではないですよ。
貧乏な時から、
そうするようにしていました。
体がしんどい→ちょっと横になる
心がしんどい→ゲームする、漫画読む
(天気がいい時だけ)散歩する
仕事したくない→しばらく放置
肩や腰が痛い→温泉行く
食事作るのしんどい→インスタントや外食
家事がしんどい→パートナーに任せる
甘いもの食べたい→食べる
みたいな感じですね。
いやいや、ただダラダラ
してるだけじゃねーか!
と思ってはいけません。
しんどい時に寝ないので、
積もり積もって
体調不良が爆発するし、
仕事したくないのに
無理やりするから、
長期間ウツ状態になったり、
全身に謎のじんましんが
出たりするんです。
家事したくないのに
無理やりするから、
ストレスが爆発して
家族に八つ当たりするんです。
体調不良が爆発するのも、
長期間ウツ状態になるのも、
家族に八つ当たりするのも、
最終的に損するのは「自分」です。
しかも、「動けている間」も
ずっと心が暗いし苦しいんです。
「仕事やだな〜」
「家事やだな〜」
と思いながらやってると、
ずーーーーーっと楽しくないじゃないですか。
しかし、すぐ休憩したり
手を抜くクセをつけていると、
回復した後の仕事が
めちゃくちゃ集中できたり、
手の込んだご飯が
作れるようになるんです。
しかも楽しい。
「家事も仕事もテキパキできる」
「休むときは超休む・すぐ休む」
がわたしの理想なので、
こんないいことはないです。
つらい時にすぐ休ませる。
自分に、自分の理想通りの
生活をさせてあげる。
お金を沢山かけなくてもすぐできる、
「自分を大切にする方法」です。
* * *
さて、自分を大切にしていると
なぜ料金が値上げできるのか?
「こんなに大切な自分を、
わたしはなぜこんなに安い金額で
こきつかっているんだ?
意味がわからない」
と思えるようになるからです。
また、ときどき
「休日を潰さないとできないような、
無理なスケジュールの仕事」や
「家族団らんの時間を潰さないと
できないような、
無理なスケジュールの仕事」
が来るときもあるのですが、
「なぜわたしの大切な時間を
安く提供しなければならないのか?」
と思って、自然と料金を
上乗せできます。
わたしはそれを「特急料金」と
呼んでいるんですけどね。
自分を大切にできない状態だと、
「自分の余暇」なんてどうでもいいし、
その依頼主から仕事が
来なくなってしまうのが怖いので、
安くて無理なスケジュールで
何度も仕事を請け負う羽目になるのです。
まあそれ、過去のわたしなんですけどね。
(↑▽↑)血の涙
今のわたしは、
無理なスケジュールで打診が来たら
「もう二度と依頼されなくてもいい」
という気持ち(むしろ覚悟)で
見積もりを作ります。
だって今後、毎回そんな
無理なスケジュールで
やらされたら嫌だもの。
納期に余裕のある依頼主さん、
他にいるもの。
そう、自分を大切にしていない人は
自分に自信がないので、
「この依頼主を逃したら後はない」
と思ってしまうんですね。
大丈夫ですよ。
むしろ手放した方が
いい依頼主さんがやって来る
場合もありますから。
* * *
料金を値上げするのに必要なのは、
確かに「自信をつけること」です。
自信は、経験を重ねたり、
技術や能力を高めていけば
ついていくものです。
しかし、自分を大切にできない人は、
どんなに経験を重ねようと、
技術や能力を高めようと、
なんなら誰かから
めちゃくちゃ評価されて褒められても、
「自分なんて全然ダメだ…」
と言って、自信がつかないのです。
だから、自信をつけるためにも、
「自分を大切にする」は
大事なんですな。
ごきげんよう、さようなら。
* * *
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