どうやら人間の多くは
自然にしていると
「できていない」所ばかりに
目を奪われてしまう
生き物のようです。
だから、「できた」所に
意識を向けるのが
大事なんですね。
＊ ＊ ＊
最近わたし、めちゃめちゃ
イラストや漫画を
描きまくってるんですよ。
しかし描けば描くほど、
「全然描けていない」
ような気がするのです。
「遅い、もっと速く
描けるんじゃないか」とか、
「下手、もっと上手く
描けるんじゃないか」とか。
ただそれって、前述した
“自然にしていると
「できていない」所ばかりに
目を奪われてしまう”
ってやつだと思うんですよね。
たとえば漫画。
わたし、つい最近まで
わずか10Pの漫画を
完成させるのに、
2年くらいかかってたんですよ。
(構想も合わせると10年くらい……)
ところが現在、
約1ヶ月半で19Pの漫画を
描けています。
仕上げをしていないので
「完成レベル」にいくのは
2ヶ月くらいかかるかも
しれませんが、だとしても
24ヶ月→2ヶ月になっているので
もうめちゃめちゃ
速くなってますよね。
＊ ＊ ＊
「下手」だと思うのも同じです。
なぜ下手に見えるかというと、
以前と違って難しい構図とか
角度とかポーズとか
背景をちゃんと描こうと
しているからです。
そりゃ今まで描いてないもん
描こうとしてるから、
下手に見えるわ。
なんかずっと
「7年くらい前の絵の方が上手い」
と思っていたんですけど、
謎が解けました。
7年くらい前は、
「上手く見える絵」しか
描いていなかったからです。
＊ ＊ ＊
わたし達は、自然に生きていると
「全然できていない」
「全然がんばれてない」
「全然上達してない」
と思いやすい生き物のようです。
だからそういう時、
わたしは冷静に分析します。
本当にできていないのか？ と。
数字に変えられるものは
数字に変えるのが
一番わかりやすいですね。
「24ヶ月かかっていたもの」が
「2ヶ月でできるようになった」
と明確になったら、
「うわ、めっちゃ速くなってるじゃん！」
「ぜんぜん遅くないじゃん！」
と気づけます。
そもそもなぜ「できていない」と
感じるかというと、
「他人と比べるから」です。
そりゃあ、向上するのに
時には他人と比べるのも
大事ですよ。
しかし多くの人は
他人と比べると
・落ち込む
・やる気が失せる
・自暴自棄になる
・何かと理由をつけて
「本当にやりたいこと」を
やらなくなる
・絶望する
・この世から消えたくなる
ので、他人と比べるより
「過去の自分」と
比べたほうがいいのです。
(上記はだいぶん大げさに
書きましたけど、
こういう流れに近い人
多いんじゃないでしょうか)
あなたは、自然と
「できていない」所ばかり
見ていませんか？
ごきげんよう、さようなら。
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