創造性を高めるなら、「未熟でもまず完成させること」が大事

創造性を高めるなら、「未熟でもまず完成させること」が大事

題名には「創造性」と書きましたが、
「創作意欲」や「画力」にも
同じことが言えます。

先日、長い間ずっと放置していた
絵をやっと仕上げました。

なぜわたしがこの絵を
放置したかというと、
「こんなものを完成させても仕方ない」
「未熟すぎて表に出すのが恥ずかしい」
という気持ちがあったからだと思います。

出来上がって思ったのは、
「未熟だろうと何だろうと、
まず完成させること、
そして表に出してみることが大事」
ということでした。

そうすることで、
「ひらめき」が出てくるからです。

金髪袴女性と竹林のイラスト|CMYK版
最初に出したCMYK版

まず最初に、Twitterでアップした
絵がこちらです。
(クリックで拡大します)

何度も何度も修正しても
ぜんぜん納得いかないので、
「あ〜もういい。もう完成にしよう。
もう表に出そう」
と思って解き放ちました。

そうすると不思議なことに、
「表に出す」とどこがおかしいのか
気づき始めたのです。

描いている最中は、
どこがだめなのか全然わからなかったし
何を対策すればいいのかも
分からなかったのに。

わたしが思いついた対策は以下の通りです。

1. CMYK(印刷用の色味)で描いていたので、
RGB(モニターで見る用の色味)に変えて、
もう少し光と影を加工しよう

2. 頭と髪の毛をもう少し小さくしよう
(わたしは大きめに描く癖がある)

3.後ろの木々を少しぼかして、
手前の竹林と人物との差を作ろう

っていうのをやってみて、
できたのがこちら。
 ↓

金髪袴女性と竹林のイラスト|RGB版
RGB修正版

個人的には
「前よりまとまったのでは?」
と思います。
(竹がぐにゃぐにゃしてるのが
少し気になりますが、そもそも
昔の絵なのでご愛嬌ということで)

少なくとも、描いている最中にあった
「なんか違う」感はなくなりました。

なので、これでこの絵は
本当に完成です。

* * *

仕事の絵であれば、もちろん
「いったん出してみて、後で修正」
というのは容易にできません。

しかし、画力を上げるための練習とか、
趣味で描いているだけなのであれば、
「いったん完成させて、表に出す」
はとても有効だと思います。

過去の自分もそうでしたが、
「画力が上がらない」
「未熟さが消えない」
と悩む人のほとんどが
“未完のままお蔵入り”
させている作品が多いように感じます。

絵に限らず、
「いったん完成させる」
「とりあえず表に出す(人に見せる)」
ことで生まれる
“ひらめき”があるはずです。

そのひらめきが、
「創造性」と呼ばれるものです。

創造性を高めると、さまざまな
「今までできなかったこと」が
できるようになり、
人生がとても面白くなってきます。

あなたもぜひ、楽しんでください。
ごきげんよう、さようなら。

★この絵のメイキングっぽい画像は
こちらの記事にあります
 ↓
ノウハウや営業も大事だけど、たまには自分の好きな絵も描きなはれ

★わたしが「創造性」という言葉を
知るきっかけになった本はこちら
 ↓
やりたい事ができない、うまくいかない人への本「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」

* * *

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