「わたしは何者にもなれない」の呪いが解けた日 | ぱりことば。−島根県の漫画家カウンセラーのブログ−

「何者かにならなければ」
という呪いにかかってませんか？
わたしはかかってましたよ。
しかし、今日解けた気がしました。

＊　＊　＊

テレビCMで
「秋のBSSまつりに
サンシャイン池崎が来る！」
と言っていたので、
今日はパートナーと2人で
見に行きました。
オンステージを。
（以下敬称略）

わたしはかな〜り前の「スッキリ」で
堀北真希さんのお気に入り芸人として
サンシャイン池崎さんが出演したのを
見た時から彼が好きでして。
（今調べたら2016年だった）

（その年の大晦日に斎藤工さんが
物真似をしてブレイクしたはず）

2年前の9月に旧ブログで
こんなブログも書いてました。
　↓
自信と余裕がないから愛嬌と人気が出ないのである

※このタイトルは自分自身のことを
差していますからね！

ものすごく懐かしくなったので、
今回の記事のイラストは
この2年前に描いたイラストを
もう1回のせました。
（使い回しともいう）

＊　＊　＊

当時のサンシャイン池崎さんは
ものすごくいっぱいいっぱいで
ガンバっている感じがして、
自分もいっぱいいっぱいで
ガンバってる感があったから、
なんか勝手に自分と重ねて
めちゃめちゃ応援してたんですよね。

しかし、今日見た
サンシャイン池崎さんは
めちゃめちゃ余裕があったし
あの頃みたいにいっぱいいっぱい
じゃありませんでした。

オンステージ中、舞台を降りて
お客さんの中を歩きながら
ネタをしゃべる場面がありまして、

キャッシュカードの暗証番号のくだりで
なぜかうちのパートナーをロックオンして
目の前まで来てくれたんです。笑

パートナーを指差して
「今がチャンスです！！！！」
って言ったから
めちゃくちゃ爆笑しました。
それと同時に
意味がわからなくなりました。

テレビを見ながら
「がんばれ、がんばれ」って
思ってた芸人さんが、
今は余裕でネタをやっていて、
なぜかわたしのパートナーを指差して
ものすごく目の前で
ネタをやってくれるっていう。

すごく嬉しかったと同時に、
「でも彼の中には残らないんだろうな」
と思ってちょっと寂しく思ったけど、
「ああ、わたしはもう
『何者かになれなくてもいい』んだなあ」
と思いました。

＊　＊　＊

日頃、ブログやSNSで
えらそうに色々しゃべくってる
わたしですが、まあ、
しょせん一般人なんですよね。

数年前までわたし、
「何者かにならなければ感」が
すごかったんですよ。
で、最近またそういう感じの焦りが
あった気がするので、
「あ、わたし、一般人だったわ」
って思い直すきっかけになりました。

別に何者にもなれなくてもいいんだよな。
また肩に力が入りすぎていたかもしれない。
「わたしはわたし」でいいんですよ。
忘れてましたよ。

サンシャイン池崎さん、ありがとう。
うちのパートナーを
ロックオンしてくれてありがとう。
目の前でネタが見られたの、
本当に嬉しかったです。

「テレビの中の人」を
目の前で見ても
“自分の何者にもなれなさ”
に悶絶することなく、
「うわああああ、嬉しい！」
って思えたの、
めっちゃよかったです。

きっとこれから先、
彼のワンマンライブを見に行っても
あんな間近で見られることは
ないんだろうなあ。

「ブレイク前から好き」
とか言っておきながら
彼のワンマンライブにすら
行ったことがないので、
ちゃんと行こうと思いました。
（島根県なんか絶対来ないもんなあ。
鳥取に呼んでくれたBSSさん、ありがとう）

なんか本当に、
いろいろありがとうございました。
楽しかったです。

＊　＊　＊

サンシャイン池崎さんが成長している中、
わたしは相変わらず何者でもないけど、
幸せに生きることはできています。

昔は「何者かにならなくちゃダメだ！
適当な幸せなんかで満足するな！」
と思ってたけど、
「何者かにならなければならない」
必要なんかないんですよね。

そう思えるようになった
という意味では、
わたしも成長したもんです。
「ふつう」のわたしを受け入れる。

若い頃のわたしが
今のわたしを見たら、
「そんなの負け犬だ！！」
と怒鳴り散らすんだろうなあ。

これ、一見負け犬のように見えますが、
かなりすごいことなんですよね〜。
「ふつう」を受け入れるって。
おめーにはわかんねーだろうけどな！
（昔のわたしへ）

ごきげんよう、さようなら。

＊　＊　＊

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