わたしは面と向かって話すと
イラーッとしてしまって、
うまく気持ちが伝えられない時があります。
なのでそういう時は
文字で伝えるようにしているのですが、
その前に必ず「予行練習」をします。
＊ ＊ ＊
大抵の人って、文字の方が
「思ってもいないこと」
「めちゃくちゃひどいこと」を
書いたりするんですよね。
鬼長文LINEとか
わたしも昔やってたけど、
あれ何なんですかね？
なんかカーッと
なるんですよね。
顔が見えないもんだから
好き勝手書いちゃってね。
もうその瞬間は
相手をいかに傷つけるか、
わたしの不幸な気持ちを
どれほどわからせてやろうか、
しか考えてないですよね。
何でそうなるかっていうとね、
「予行練習」してないからですよ。
予行練習で、自分の投げる球が
いかに豪速球か確認してないわけ。
だから相手が再起不能になるくらい
全力で投げつけちゃうんですよ。
いらんことまで。
本当は別に言わんでもいいことまで。
それで得したことがある人、います？
このブログ読んでる方の中で。
もしかしたら1000人に1人くらいは
いるかもしれんけど、
大体は「取り返しのつかないこと」
になってませんか？
＊ ＊ ＊
そもそも恋人(パートナー)に
腹が立つ時って、
・寂しい
・悲しい
が先なんですよ。
でもあの、
男に負けるのが嫌い系女子は
「怒り」で隠しますよね。
あ、女に負けるのが
嫌い系男子もそうですよね。
弱い自分を見せたくないから
「怒り」でごまかすの。
いやいやいやいやいや
めちゃくちゃわかる。
なぜならわたしもそうだから。
相手にナメられた気分になると
テメエぶっ殺すぞってなるでしょ？
なるなるなるなるなるなる。
なるけど、まあ、おさえましょ。
なぜなら「テメエぶっ殺すぞ」
ってなっても、
自分にとって得はひとつもないから。
まずは
「自分は怒ってるんじゃなくて、
寂しい or 悲しいんだ」
って認めてください。
まずはそこから。
「私は怒ってるぞ！」
って思ってると、
「怒らせたあいつが悪い！」
ってよけい燃え上がるから。
あなたは怒ってるんじゃないんです。
本当はただ、寂しい or 悲しいだけ。
それを相手がわかってくれなくて
腹が立ってるだけ。
でもですね、
わかってもらう努力しました？
寂しい or 悲しいって
ちゃんと伝えました？
いきなり怒りのボールを
ぶん投げてないです？
もしくは相手に
自分の言うこと聞かせようと思って
脅してないです？
ぶっちゃけ、
そんなんじゃ幸せになれませんよ。
今までそれで散々不幸になった
自分が言うんだから(笑)、
たぶん間違いない。
＊ ＊ ＊
自分が抱えているのは
怒りじゃなくて
寂しさ or 悲しみ だって
認識できましたか？
もうこの際、認識できていても
できていなくてもいいんですけど、
とりあえずまあ、
「予行練習」しましょう。
練習もなしにいきなり
本番試合に行くから
玉砕するんですよ。
相手を脳しんとうにさせるだけでなく、
自分の肩まで壊すような
豪速球投げちゃうんですよ。
いきなり送る前に
練習文を書きましょう。
その辺の適当な紙に書いてもいいし、
スマートフォンの「メモ帳」とかに
書いてもいいです。
「お前のこういうところが
むかつくんじゃ〜〜〜〜〜〜！
アホが〜〜〜〜〜〜〜〜〜！
死ねコラ〜〜〜〜〜〜〜〜！！」
って書きましょう。
そういう物騒なことを書いていると、
だんだん
「殺すほどのことじゃなくない？」
って思ってくるはずです。
で、不純物が取り除かれて、
「本当に伝えたいこと」が何か
見えてくるはずです。
その「本当に伝えたいこと」の中に、
相手を傷つける言葉が
含まれていることもあるでしょう。
でもね、それが本当に伝えたいことなら、
言ってもいいんですよ。
だってあなたはそれを伝えたいくらい
傷ついたんだから。
それをちゃんと言わないと、
わかんない相手かもしれないから。
だけどあなたは、
ちゃんと予行練習しました。
相手を傷つけるかも
しれない言葉ですけど、
予行練習したなら
「冷静に」伝えられるでしょ？
相手を傷つける言葉でも、
どうしても言いたい言葉なら
言ってもいいんです。
何がダメかって、
カーッとなった頭でそれを
いきなり投げつけるのが
よくないんです。
それやると、ブーメランになって
自分も傷つくから。
わたしも自分のパートナーに
「これ言ったら傷つくだろうな〜」
って言葉を送ったことがあるのですが、
「予行練習」してから文章を作ったら、
「こういう所はありがたい」
「こういう事はわたしも悪かった」
ってちゃんと言えました。
ちゃんと言った上で、
「でもこういうのがマジで許せん」
と伝えられました。
結局、それをきっかけに仲直りできました。
だからね、本当に本当に傷ついたこととか
本当に本当に許せんと思ったことは
ちゃんと言っていいんですよ。
問題は伝え方です。
「予行練習」して、
ちゃんと伝え方を考えましょ。
そうしたらあなたは、
いつも別れる場面で
別れなくて済むかも知れない。
「いや、予行練習なんか無理！
そんな冷静になれない！」
って人は、
じゃあそのまま
投げつけろや〜〜〜〜〜！
もう勝手にせえや〜〜〜〜〜！！！
はい、ごきげんよう、さようなら。
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