「両方」やらなくっちゃあならないってのがつらいところだな - ぱりことば。−島根県の漫画家カウンセラーのブログ−

ジョジョラーとかジョ女（注釈1）のみなさんは
ピンと来たと思いますが、
本日のタイトルは
伝説の上司・ブチャラティ氏の例のアレです。

今日はブチャラティの格好よさについて
語りたいわけではなくて、
人生には、いや人間ならば誰でも
「両方やらなくっちゃあならない」
覚悟が必要な時があるよね、という話です。

【注釈1】
ジョジョラーは、漫画またはアニメ
「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズを
こよなく愛する人のこと。
ジョ女はほぼ「ジョジョラー」と同じ意味だが、
「歴史が好きな女オタクが歴女(レキジョ)なら、
ジョジョを好きな女オタクは
ジョ女(ジョジョ)と呼んでいいのでは」
と、あるジョジョラーが発言したことから。

「ジョジョの奇妙な冒険」を
一度も読んだことのない方、
または「読んだことはあるけど5部は未読」
という方のためにご説明しますと、
わたしが言っている台詞の全貌はこちらです。

「任務は遂行する」「部下も守る」
「両方」やらなくっちゃあならないってのが「幹部」のつらいところだな
覚悟はいいか？　オレはできてる

任務(仕事)を遂行しようとすると
部下を守れないことがあり、
部下のために動こうとすると
任務(仕事)が全うできない、
という状況になってしまった方や、
そういう状態の上司を見たことがある方は
よくいらっしゃるのではないでしょうか。

多くの人がそういう場合に
「どちらかしか大事にできない」
言い訳を言いながら
難を逃れようとしますが、
わたしはオタクなので
「両方やらなくっちゃあならないってのが
つらいところだな」
と言いながらやろうとするわけです。

＊　＊　＊

いまいちピンと来ていない方も
いらっしゃるかもしれないので、
わたしの具体的な例を挙げましょう。
こんな感じです。

「夢も叶える」「家庭(収入)も守る」
両方やらなくっちゃあならないってのが
「創作家」のつらいところだな
覚悟はいいか？　オレはできてる

または

「依頼は遂行する」「自分の夢も守る」
両方やらなくっちゃあならない

…の場合もありますし、

「仕事は遂行する」「家族も守る」
両方やらなくっちゃあならない

…の場合もあります。

こちらの例をご覧いただいてもわかる通り、
とかく人生ってのは「板挟み」になりやすい、
ということですね。

＊　＊　＊

この記事のトップに貼った絵は、
わたしが今描いている漫画の一部を
切り取ったものです。

ちょうど1ヶ月前に
「やっと描きたかった漫画を
描くのを再開した」
といったやつと同じものですね。

これ↓

本当にやりたいことはいつも一番最後に取り掛かっちまうんだぜ

わずか4コマ10本分なのですが、
1ヶ月も経つのにまだ完成していないのです。

仕事(依頼)を遂行することを無視したり
家族や収入を守ることを投げ出せば
すぐ完成できると思うのですが、
そうはいかない。

または、「漫画を描きたい」という
夢を無視して
仕事や収入を得ることだけを考えたり
「家庭を守らなきゃいけないんだから
夢なんか叶えたいって言ってる場合じゃないよ」
と言っていれば楽なのですが、
そうもいかない。

「両方やらなくっちゃあならない」ってのが
「わたし」のつらいところなんです。

しかしわたしはもう
「覚悟はいいか？　オレはできてる」
状態なので、つらかろうが何だろうが
それを続けます。

「夢なんか叶えたいって言ってる場合じゃないよ」
と言っていれば楽、と書きましたけど、
実はラクでも何でもないですしね。

年を取ってから、「ああすればよかった」
と後悔するのは非常に苦しいです。
わたしはそんな老後を過ごすくらいなら
今の「つらさ」を選びます。

ひとりで後悔するならまだしも、中には
年を取ってから若い人の夢を邪魔するような
人間になる人もいるので、
そんなものになるくらいなら
今の「つらさ」を味わった方が10000倍マシです。

ということで今後もわたしは
「任務は遂行する」「夢も守る」
両方やらなくっちゃあならない覚悟を持って
突き進んでいこうと思います。

守りたいものがあるあなた、
叶えたい夢があるあなた、
「両方やらなくっちゃあならない」
つらさを抱える覚悟はできていますか？

オレはできてる。

ごきげんよう、さようなら。