人間の無意識ってバカにできません。
無意識にやっていることを少し
自覚できるようになるだけで、
人生のしんどさがガラッと
変わったりするんですよね。
今日は「欲」を自覚してみましょ、
って話です。
＊ ＊ ＊
欲って色々あるじゃないですか。
食欲とか性欲とか。
お金欲しいとか
有名になりたいとか。
それらも手に入らないと
つらいはつらいけど、
「意識上にある欲」だから
まだマシなんじゃないかなー、
と思っています。
厄介なのは、自覚のない「欲」。
よくあるのは、パートナー間で
「普通は〇〇しないでしょ！」
っていう怒りです。
これは一見、
「社会的、常識的にみて
私が正しい」という
正義のもとに相手を
怒っているように見えるのですが、
実際は
「私の思い通りに動いて欲しい」
「私の価値観に合わせて欲しい」
という“欲”です。
でも「社会的にこっちが正しい」
という大義名分があるので、
自分の「自覚のない欲しがり」
に気づかないわけです。
＊ ＊ ＊
「お金を払う」時にも
欲は生まれます。
支払う側になると、
手元のお金は
手放しているので
「私は欲しがっていない」
「お金への欲や執着を
手放せている」
気がするのですが……。
お金を払って
欲を手放したつもりでも
不幸なままの人は、
たいていの場合
「こんなに払ったのだから、
私が納得するくらいの
見返りが欲しい」
と思っています(無意識に)。
で、欲って無尽蔵に
膨らむものなので、
提供側がどんなにいい商品や
サービスを出したところで
「いつも足りない」
気がしちゃうんですね。
で、最終的にこう言って
しまうわけです。
「せっかく高いお金を払ったのに、
期待したほどものじゃなかった」と。
＊ ＊ ＊
「奪う思考」は、
人をしんどくします。
「もっと〇〇して欲しい」も、
自分が与える側じゃないので、
奪う思考です。
「自分は欲や執着に
まみれてる！」
と気づけた時に
人は変化のための切符を
手に入れるのですが、
「自覚のない欲しがり」は
意識ができないので、
「どうしていつまでたっても
しんどいままなの？
うまくいかないの？」
というドツボにはまってしまいます。
こういうのは第三者に
見つけてもらうのがいいのですが、
(自覚ができないから)
人を頼れない方は
「私はどうして欲しいの？」
「私は何が欲しいの？」
と声に出して、
自分に聞いてみてください。
紙に書いてもいいです。
何度も口にしたり、
じーっとその文字を見ている内に、
「自覚のない欲しがり」が
姿を表すかもしれません。
何も出てこん時は、
カウンセリングとか
頼ってみてくださーい。
それでは本日はこの辺で。
ごきげんよう、さようなら。
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