境界性人格障害の人へ下手に助言・忠告・アドバイスすると嫌われる話その1

境界性パーソナリティ障害の人に助言・忠告・アドバイスするとひどい目にあう

身近に境界性パーソナリティ障害
と思われる人がいる(いた)方からの
ご相談が、毎日やって来ます。

「何でこうなったのか理解できない」
「彼女が何を怒ったのかわからない」

という質問が非常に多いので、
今日はそのヒントのひとつとして

「境界性パーソナリティ障害の人へ
下手に助言・忠告・アドバイスすると
めちゃくちゃ怒るか

嫌われるから気をつけてね」

という話を書いていきます。

境界性パーソナリティ障害の寛解(かんかい)

この記事を書いているわたしは、
境界性パーソナリティ障害を
24年ほど患っていましたが、
現在は寛解(症状が和らぐこと)
しています。

ただ、パーソナリティ障害って
“考え方の傾向”なので、
「完治する(症状が全くなくなる)
ことはない」

とわたしは考えているんですね。

ではわたしは何をもって
「寛解した」と言っているかというと、

1. 自殺・自傷行為など、一番ひどい時の
 症状が一切出ない

2. パーソナリティ障害の傾向が99%は出ない


この2つを判断基準にしています。

さてここから、わたしにまだ残っている
「残り1%の傾向」をお話しいたします。

アドバイスされるとわき上がる怒り

わたしは現在36歳ですが、
幼い頃からやたらと
助言・忠告・アドバイスされる
ことの多い人生を送ってきました。

フリーランスや
イラストレーターという
稼業のせいなのか、
それともわたしが
言いやすい人間なのか、
理由はわかりません。

断言できるのは、
わたしに残る
「1%の境界性パーソナリティ
障害の傾向」のひとつが、

“助言やアドバイスをされると、
猛烈な怒りがわき上がる”

だということです。

わたしは寛解した今も、
助言やアドバイスをされると
一瞬、猛烈な怒りがわき上がります。

ただ、今は寛解しているので、
怒りがわき上がった後の
対処法
を知っています。

それを行うことで、
心を鎮めています。

まずは、
怒りがわき上がってしまう
思考のメカニズムから
解説していきますね。

1.「何も知らないくせに」と思う

わたしが言っていないので
相手が知らないのは当然なのですが、
「何も知らないくせに」
真っ先に思います。

わたしの場合、
「前からそうしたいと思っていた」
「元々そうしたかったこと」を
「こうしたら?」と
アドバイスされるのが非常に多いのですが、
もうこれが頭に来てしまうんですね。

「そうしたいのにできないのは、
理由があるからだ!」

「事情を何も知らないくせに、
勝手なこと言いやがって!」

とか思ってしまうわけです。

2.「自分を否定された」と思う

基本的に、助言・忠告・
アドバイスをしてくれる人は
「相手がより良くなることを願って」
してくれているはずです。

それを「ありがたいなあ」
と受け取れればいいのですが、
そうはいかないのですね。

境界性パーソナリティ障害の人は、
・自分に自信がない
・他人に否定されるのではないか、
見捨てられるのではないか不安

という思考の傾向を持っています。

つまりいつも、
「自分は間違っているのではないか」
と思って生きているんですね。

「どれが正解ですか?」
「これで合っていますか?」
と質問する境界性パーソナリティ障害の
方が多いのは、そのためでしょう。

そんなところに、他人からの
助言・忠告・アドバイスが
やってくるとどうなるか。

脳がビビビッ! と
「自分を否定された!!」
と思ってしまうわけです。

これはどうやら、
境界性パーソナリティ障害
以外の方にも起こる現象のようです。

(解離性障害の方にも見られました。
他の精神障害でも
起こるかもしれませんね)

「否定された、怖い、
私は間違ってるんだ、
やっぱり私はダメな人間なんだ」
という
猛烈な不安と恐怖と自責から
逃れるため
に、

「アドバイスしてきた人間に
怒りをぶつける」のです。

当事者と周囲のズレ

良かれと思って言ったのに、
相手がなぜか猛烈に腹を立てた。

相手を否定したつもりはないのに、
「どうせ私が間違ってると
言いたいんでしょ」と怒り出した。

攻撃したつもりはないのに、
反撃するようにこちらを否定する
罵詈雑言を浴びせかけてきた。

急に怒髪天に達し、
こちらに殴りかかってきた。

…みたいな状況になったときは、
おそらく上記が原因では
ないかな〜と考えています。

これはもう
理知的・論理的に言おうが、
優しく言おうが関係ありません。

助言・忠告・アドバイスには
等しくブチ切れます。

「常識では」「普通は」
「一般的には」などの言葉は
一番最悪です。


なぜなら、境界性パーソナリティ障害の人は

「普通に生きているのに、
普通になれない自分」

「なぜかみんなと
同じになれない自分」

「自然にしているだけなのに
常識からずれてしまう自分」

に対して、猛烈な劣等感
(劣等コンプレックス)があるからです。

じゃあ周囲の人はどうしたらいいのか

身もフタもないですけど、
助言・忠告・アドバイス
(または、それに当たりそうな話)を
単純に言わなければ
いいのではないでしょうか。

…なんていうと今度は、
当事者周囲の方から
怒られる気がしますけど…。笑

いやいや、ふざけてるんじゃ
ないですよ、わたしは。

だって今まで
助言・忠告・アドバイスして、
その人があなたの思う通りに
動いたこと、あります?

多分、何回言っても
聞かなかったのでは
ないでしょうか。

境界性パーソナリティ障害の人に
助言・忠告・アドバイスをして
起こる現象は、

当事者本人が、アドバイスしてくる人をどんどん嫌いになる

境界性パーソナリティ障害の症状がさらに酷く・激しくなる

この2つしかないんじゃないか、
とわたしは考えています。

わたしも今まで
境界性パーソナリティ障害や
近い精神障害の方のカウンセリングを
してきましたけど、

「否定された!」と思い込まれ、
嫌われることが多々ありました。

「アドバイスをください!」
と言われた状態で
何か言うわたしですら
嫌われる
のに、

「アドバイスをください!」
「相談させてください!」
と一言も言っていない
境界性パーソナリティ障害の人へ
一方的に助言・忠告・アドバイス
なんかしたら、

めちゃくちゃ嫌われますよ。

マジで。めちゃくちゃ嫌われます。


ここまでこの記事を読んでも、

「いや、嫌われてもいいから、
あの子のために言ってあげたい」

「自分はどう思われてもいいから、
あの人を良くするために

アドバイスしたい」

という方は、もう止めませんので
お好きにしてください。

そのうち向こうから
距離を置いてくると思います。
物理的、または心理的に。

そしてあなたの助言・
忠告・アドバイスは、
境界性パーソナリティ障害の人に
何の影響も与えないでしょう。

「症状を酷くする」以外は。

次回予告

さ〜て次回の「ぱりことば」は!

「境界性パーソナリティ障害を
乗り越えた人間(わたし)は、
助言・忠告・アドバイスに対して
自然にわき上がってしまう怒りを
どうやって対処しているのか?」


をお届けしま〜す!

また見てくださいね!
ジャン・ケン・ポン!

ウフフフフフ!


それではごきげんよう、さようなら。

★続きを書きました
 ↓
境界性人格障害の人へ下手に助言・忠告・アドバイスすると嫌われる話その2

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