境界性パーソナリティ障害が親に八つ当たりする3つの理由

2019年12月くらいから、なぜか
「娘が境界性パーソナリティ障害です」
というお母さんからの
お問合せが増えています。

みなさん口を揃えておっしゃるのは
「娘に当たられる」というお話。

ということで本日は、
自分自身の体験や
カウンセラー経験からまとめた
「境界性パーソナリティ障害が
親に八つ当たりする理由」

を書いていこうと思います。

そもそもどんな感じで八つ当たりするのか

当たる方法は色々ですが、
ざっくり言うと「暴力」ですね。

殴るなどの直接的な
暴力を振るう方もいれば、
怒鳴る・暴言を吐くなど
言葉の暴力の方もいらっしゃいます。
あと、両方するって方も。

わたしもかつては
境界性パーソナリティ障害で
母親をハチャメチャに
困らせた娘ですが、
わたしの場合は
「言葉の暴力」だけでしたね。

わたしは母に直接八つ当たりするのが
できにくい子だったので、
どちらかというと自分の体を痛めつけて
母を苦しめておりました。
自傷とかオーバードース(過剰服薬)とか。

でもそれも今考えたら
「非言語的な暴力」ですよねえ〜。
そこに母の更年期障害も重なり、
まさに地獄! という感じでした。

しかし現在は寛解(克服)しており、
母との関係もたいへん良好です。
一緒には住んでいないので、
たまにLINEのやり取りをするくらいですが。

さて、それでは
そんな過去を持つわたしが冷静に
「なぜ親に八つ当たりしていたのか」
を書いていきましょう。

1. 何だかんだ見捨てないと思っている

境界性パーソナリティ障害の人が
八つ当たりする時って、
もうなんかその辺の人には
絶対に言えないようなひどい言葉を
言ったりするじゃないですか。

頭がいい人が多いので(自分も含む☆)、
見事に相手の急所を突くような言葉を
巧みに選んでぶつけますしね。

(あんまり見事な言い回しじゃない時は、
境界性パーソナリティ障害以外の
精神障害を疑ってみてください)

暴力だってそうですよ。
その辺の人を殴ってごらんなさい。
絶縁されるか警察に突き出されるかどっちかです。

殴っても夕日の前で肩が組めるのは、
漫画の世界だけです。

わたしは以前ブログで書いたように
「感情のコントロールが
できないという人は
本当に感情をコントロール
できないのではなく、
怒りを使用して相手を
コントロールしようとしている」
と考えているので、

「カッとなってつい言った」とか
「カッとなってつい殴った」とかは
はっきり言って信用しません。

※参考記事↓

絶縁されても文句が言えないような
ひどい言葉は自分が選んで言ってるし、
殴りたくて殴ってるわけです。

他人にできないのに
なぜ親にはできるかというと、
何だかんだ見捨てないと思っているから。

わたしが知る限りでは、
ガチで子どもを殴ってくる親とか
猛烈に怒鳴ってくる親とかに対して、
暴言を吐いたり殴りかかることができる
境界性パーソナリティ障害の娘さんを
ほぼお見かけしたことがありません。

境界性パーソナリティ障害を
持つ人のほとんどが
「自分は一人で生きていけない」
ことを知っているので、
「親がマジで自分を見捨てる」
と危険を感じたら、
たぶん暴力はできません。
だって見捨てられたら生きていけないもの。

かといって、娘が殴ってきたら
親も殴り返せって
言ってるわけじゃないですよ。

「あなたが見捨てないという
愛情はちゃんと感じられている」
ということです。

2. 愛しているから・愛されたかったから

お話を聞いていると、
境界性パーソナリティ障害の娘さんは
だいたい「昔はいい子だった」とか
「優等生だった」ということが
非常に多いんですね。

わたしも自慢じゃないけど優等生でした。
いや、自慢だな。
優等生でした〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
(今は金髪だけど)

なんで「いい子」や
「優等生」だったかって、
そうしたら親が喜んでくれると
思ってたからですよ。

つまり「親を愛していた」わけですね。
愛しているから喜ばせたかった。
当たり前ですよね。
嫌いな奴を喜ばせたいとか
思わないじゃないですか。

しかし年齢を重ねるごとに、
娘さんの「いい子」や「優等生」には
だんだん“我慢”がついてくるように
なるんです。

本当はやりたくないけど、
親が喜ぶから、やる。
本当はやりたいけど、
親が認めてくれないから、やらない。

しかも親は親で、
「いい子」「優等生」でいる
娘が“当たり前”になってしまうので、
あんまり褒めたりとかしなくなるわけです。

うちの母の
「ふーん、また98点だったの」
がいい例ですね。

同級生はたった70点取ったくらいで
褒められたりおこづかいもらえるのに、
わたしはどんなに頑張っても
ほめてもらえないし
おこづかいももらえない。

そもそも「他人の家と比べる」のが
問題の始まりなんですが、
まあ〜〜〜〜子どもですからね〜〜〜。
比べますわいな〜〜〜〜〜〜〜。

で、爆発するんですね。

「喜んでもらうために」
「もっと愛してもらうために」

いい子や優等生をやってきたのに、
親がそれをしてくれないので、
爆発するわけです。

境界性パーソナリティ障害の娘がなぜ
親に八つ当たりをするのか?

もともとは、とても愛していたから。
そして、自分の望む愛を
親に返してもらいたかったから。
愛されたかったからです。

それが叶わなかったから、
親に当たるんですね。

3. 反省して欲しいから(親への復讐)

親に八つ当たりする
一番深刻な理由は
「親への復讐」です。

これはもう精神的な問題が
かなりひどくなってから起こるのですが、
だいたいの娘さんは
意識的にでも無意識的にでも
「自分が精神病になったのは親のせいだ」
と思っております。

親のこれこれこういう
育て方が悪かったせいで、
自分はまともになれなかった。
親がこれこれこういう
対応をしたから、
自分は精神病になってしまい、
普通に生きることができなくなった。

とにかくすべて親が悪いので、
「反省して欲しい」のです。
できれば死ぬまで。
娘をまともに育てられなかった
罪を背負って死んで欲しいんです。

もうここまでくると、
親と娘の当事者同士で
問題を解決するのは非常に難しいです。

なぜなら「親に反省させる」ことが
人生最大の目的になってしまうので、
親がどれほど
「反省してる」「ごめんね」
と言っても症状は改善しません。

しかも元々は「親を愛していた」わけなので、
親が申し訳なさそうにすればするほど
娘さんの罪悪感は増えていく
んですね。

「ごめんなさい」って言わせてるのは
自分なのに、
「ごめんなさいと言わせていること」
に対して罪悪感が生まれるのです。

なので夜中に一人でいると
死にたくなってしまいます。
もともとは大好きだった親を
あんな風に苦しめている自分は
死んだほうがいいんじゃないか、
いや死ぬべき、ってね。

だからわたしも、病気絶頂期の時は
親のためにも死にたかったですよ。

親を死ぬまで苦しめたかったけど、
それと同時に、早く自分が死んで
親を楽にさせてあげたかった。

この両極端な思考が両方やってくるのが、
境界性パーソナリティ障害の
つらいところですな〜。

「死ぬ死ぬ言ってる奴は死なない」
とかいう人がいますけど、
「死ぬ死ぬ言ってる奴は
死ぬ気がないのに

うっかり死に至ってしまう」
ことがあるので、
そのまま放置すると
本当に死ぬことがあります。

わたしはたまたま生きてますが、
あやうく死ぬところでしたしね。
生きててよかった〜。
生きているおかげで、
多分いま大変な目にあっている
あなたのために記事が書けます。

親は自分で解決できると思っている

「親」ってどうしても
「子どものことは自分で何とかできる」
と思ってしまうので、
「何でそんなんなるまで
ほっといたんすか?」

っていうくらいに
子どもさんの精神障害を
悪化させていることがあります。

最近は少なくなってきたかもしれませんが、
昔は「心療内科に連れて行くのは恥」
みたいな風習もありましたしね〜。
田舎だと今もあるのかな。

あと「お母さん」だと特に、
家計をにぎっていることが多いので、
「変なことにお金を使いたくない」
「無駄なお金を使いたくない」

という思いが強すぎて、
メンタルクリニックやカウンセリングへ
娘さんを定期的に連れて行って
あげられなかったりするんですね。

また、娘さん側も
家計が苦しいのがわかっていると、
(我が家は完全にそのタイプでした)
「お母さんに無駄なお金を
払わせちゃいけない」
と思い、自ら診察やカウンセリングを
拒否する娘さんもいます。

まさに「いい子」「優等生」ですね。

もうひとつ、前に記事で書いたんですけど、
境界性パーソナリティ障害の子って
頭がいいので、
精神科医やカウンセラーの話を
まともに聞けないことが多いです。

そのために診察やカウンセリングを
中断する娘さんもいます。

※参考記事↓

…っていうかまあ、
わたしがそうでしたよ、ええ。

わたしが病気を克服できたのは、
「親が何とかしてくれたから」
ではありません。

もちろん、親も親なりに
何とかしようとしてくれていたのは
知っています。

でもわたしが今こうなれたのは
「わたしが病気を自覚したから」
「わたしが治そうと思ったから」

です。

「病気を自覚してくれないんですけど
どうしたらいいですか」とか
「治そうとしないんですけど
どうしたらいいですか」とか
よく聞かれますけど、
“他人はコントロールできない”んです。
それが自分の子どもであっても、です。

むしろ親御さんのその
「私が何とかしてやらないと
あの子は立ち直れない」
っていう態度が、娘さんを余計に
腹立たせてるような気がしますね。

だって
「私が何とかしてやらないと
あの子は立ち直れない」って、
要するに

「あの子が自分で解決できると
まったく思っていない。
あの子にそんな力はない。
あの子の力を信頼していない」

ってことですから。

そういうの、透けて伝わりまっせ。
わたしが娘だったら腹が立つね。笑

そんな親御さんは、
娘さんをどうにかしようとするより、
「娘の力を信じられない自分」を
まず変える
ことが先決ですよ。

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