外出自粛…今の状況を利用して、ずっとやりたかったことに取り組む | ぱりことば。−島根県の漫画家カウンセラーのブログ−

緊急事態宣言が出ている土地に
住んでいてもいなくても、
「今までのように気軽に
外出できなくなった」
「家で過ごすことが増えた」
という方はいらっしゃると思います。

この状況を利用して、
「やりたかったこと」を
やってみるのはどうでしょうか？

＊　＊　＊

わたしは東日本大震災の時も
テレビやネットを見ていて
「エア被災」を起こしたくらい、
そういう意味でのメンタルは軟弱です。

なので、テレビやネットから
情報が入るたびに
(見たくなくても入っちゃうので)
少しずつ落ち込んでいっていました。

この記事をご覧の方にも、
同じ状況になっている方が
いらっしゃるのではないでしょうか。

不安や落ち込みが増加したり、
さらにそれを話せる相手がいないと、
その暗い気持ちはだんだん
「怒り」に変わっていきます。

人間は不安や寂しさを
「怒り」へ変える
(というか、弱い自分を怒りで隠す)
生き物です。

※その話については下記の記事に
詳しく書いてあります。

怒っている人は、本当は弱い自分を隠している

わたし自身も
この状態になったことがあるので、
このまま不安や落ち込みに
身をまかせるとよくないと
すぐ察しました。

そこでわたしは、
「気軽に外へ出かけられない」
気分を利用して、
「ずっとやりたかったことをやろう」
と思ったのです。

どうしてそう思ったのかというと、
考えてみれば自分の人生は
「急にやってきたピンチ」や
「やばい(やばかった)状況」を
利用する人生だったからです。

＊　＊　＊

わたしの
「ずっとやりたかったこと」は、
先週の記事に書いた
「漫画を描くこと」です。

「両方」やらなくっちゃあならないってのがつらいところだな

今の状況になる前から
少しずつ描いてはいたものの、
なかなか進められずにいたんですね。

しかし「出かけられないなら描こう」
と思った途端、
今までにない速さで描き進んだのです。

＊　＊　＊

わたしはたまたま「漫画」でしたが、
もちろんそういう活動でなくても
かまいません。

ちなみにわたしはもうひとつ
頻繁にやることに
なった行動があります。
「アイロンがけ」です。笑

わたしはアイロンがけが
すごく好きなんですけど、
アイロンがけって
他の家事に比べて
「絶対にやらなければならないこと」
ではないんですよね。

シャツ以外の服を着ていれば
避けられる家事だし…。
やり始めたら、なんだかんだ
時間がかかるし…。

だから「好き」なのに
やらずにいました。

でも出かける時間が減ったので、
なんとなくやってみたんです。
そしたら、楽しい…！

「やりたかったこと」は
こういう些細なことでも
いいんです。

＊　＊　＊

ふだん掃除しない場所を
掃除したり、
いつもよりゆっくり
お風呂に入ったり、
家事や生活上の
「やりたかったこと」を
やるのもいいでしょう。

前から気になっていた
ストリーミングサービスに登録して、
映画やアニメやドラマを観たり
気になっていた音楽を
片っ端から聴くのも
いいかもしれません。

電子書籍の読み放題
サービスなんかもいいですね。

誰でもひとつは、
「前から少し気になっていた、
やりたいこと」
「時間がないからと
後回しにしていたこと」
があるはずです。

人が集まる場所に行くのが
習慣だった人ほど、
「本当はひとりで
やりたかったこと」
が必ずあるはず。

「やりたかったこと」から
目を背けている人ほど、
「誰かと関わること」で
それを誤魔化している場合が
多いんですよね。

なので今のこの状況を、
「ずっとやりたかったことを
やるための状況」
として利用するのはどうでしょうか。

「そんなことをしている時間はないし…」
「本当はやりたいけど、でも…」
と見て見ないふりをしていたことこそ、
人生や考え方を変える
大きな力を秘めていたりしますよ。

わたしもそれを信じて、
漫画を描き進めます。

ごきげんよう、さようなら。