「安心」ではなく「慢心」すると、恋人・夫婦関係は壊れる

自分は精神疾患があったので
余計そうだったけども、
恋人・夫婦関係に
「安心」を求める人は
多いですよね。

自分の経験と周囲の相談を
ひっくるめて振り返ると、
「慢心」している人が
いつも関係を壊すのだな、
とふと考えました。

* * *

まずは
「安心」と
「慢心」の違いを
簡単にご説明しましょう。

というか、Googleで検索しました。笑

あんしん【安心・安神】

《名ノナ・ス自》気にかかる事がなく、またはなくなって、心が安らかなこと。「やっと―した」。物事が安全・完全で、人に不安を感じさせないこと。 「―感をいだく」

Oxford Languagesの定義|Google日本語辞書

慢心はweblio辞書のほうが
分かりやすかったのでそちらで。

慢心
読み方:まんしん

慢心とは、いい気になること、おごり高ぶることである。(略)
慢心の類語として、過信、自負、傲慢などが挙げられる。自分を過大評価し、自信を持ちすぎていることや、おごり高ぶること、思い上がっていることを意味する。

「慢心」weblio辞書・実用日本語表現辞典

自分の外見、または内面に
自信が持てず、
「いつ別れるだろう」
「いつ飽きられるだろう」
「いつ捨てられるだろう」
と不安に思っている人が、

「この人はそんなに簡単に
自分と別れたりしなさそうだ。
ちゃんと愛情を持って
接してくれているんだ」
と感じること。

これは「安心」ですね。

じゃあ慢心は何かと言いますと、

「どうせこの人は
自分から離れられない」
「どうせ自分と別れる度胸はない」
「どうせこの人は
自分がいないと何もできない」
「自分以上の相手なんか
見つけられるはずがない」
「お金をやっているんだから
自分から逃げるはずない」

みたいなことです。

こうやって説明していると
ぜんぜん違うのに、
「安心」と「慢心」を
混同している方が
非常に多いんですよねー。

決定的な違いは、
「相手を見下しているか否か」
じゃないでしょうか。

「お金をやっている
=相手は自分で稼ぐ
生活力がない
=だから自分から
離れられるはずがない」
なんてのはまさに
最たるものなのですが、

「愛しているから
お金を渡しているんだ。
見下してなんかいない」

と思いこんでいる方が
非常に多いですね。

お金以外でも多いですよ。
「向こうは家事が
できない人だから、
家事ができる私を
捨てる訳ない」
とかね。

相手の「できない」を
メインにして
その上に愛情を乗せると、
だいたい「見下し」になり
「慢心」になります。

見下されている方の
我慢が限界に達すると、
関係が壊れます。

一見、慢心している方が
主導権を握っているようですが、
実は主導権を握っているのは
「見下されている側」
なんですよね。

* * *

などとえらそうに言っている
わたしですが、
慢心したことも
されたこともあります。

だから最近は、
「この人とはいつか
別れるかもしれない」
と思いながら過ごしています。

でもそれは、
精神疾患の最中に
「振られる」「飽きられる」
「捨てられる」と
ビクビクしていた時とは
明らかに違う感情です。

「いつか別れるかもしれない。
だから今、一緒に居られる
時間を大事にしたい」
と思います。

まあそこを考えすぎて、
おととい書いた話みたいにも
なったんですけどね……。笑
(この件については解決したので、
近々ブログに書きます)

せっかく縁あって出会ったので、
つまらない「慢心」なんかで
その関係を壊したくないのです。

だからわたしは
自分が慢心しそうになったら
自分の心と向き合うし、
相手から慢心を感じたら
普通に注意します。

あなたは、今のパートナーや、
かつてのパートナーに、
安心してましたか?
慢心してましたか?

相手はあなたに安心してましたか?
慢心してませんでしたか?

ごきげんよう、さようなら。

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