わたくし慢性的に
絵がうまくなりたいんですけど、
絵を上手く見せるのに手っ取り早いのは
「全身を描く」
「かっこいいポーズを描く」
じゃないかな、と思いました。
ということで今日は
ポーズ研究の話です。
＊ ＊ ＊
格好いいポーズを描くのに
一番いいのは
モデルさんのポーズを
参考にすることなんですけど、
そうなると我々絵描きは
格好いいポーズを描こうと思うたびに
モデルさんの写真に頼らないと
いけなくなります。
それはちょっとつらいし、
しかもそのままトレースして描いたら
「トレパク」って言われますよね。
※トレパク……
写真や既存の漫画・イラストなどを
そのまま写し絵(トレース)して
構図をパクること。
著作権が放棄されていない
写真や漫画やイラストなどで
これをやるとネットで炎上する。
つまり、なるべく写真を模写せず
オリジナルでポーズを描けるように
ならねばなりません。
ということで今日練習したのがこちら。
うちの子(子って年齢じゃないけど)で
やってみました。
習作のわりには
うまく行ったのではないでしょうか。
……た、たぶん……。
ポーズを研究するにあたって
モデルさんの写真は沢山みましたが、
このポーズを描く際に
モデルさんの写真を模写はしておりません。
これは色んな写真を見ていて感じた
「法則」を元に描いております。
それがこちら。
手っ取り早く格好いいポーズを描くには
「角度をつける」のがいいのですが、
男性的で格好いいポーズはみんな
“外に向いている”のです。
肘を曲げる、膝を曲げる、
足を組む・投げ出すにしても、
みんな“外”に向かっているんですね。
逆に、腕や足(脚)を内側に向けると、
急に女性らしい雰囲気になります。
(例：上の画像左下)
ただし色々な男性モデルさんの
写真を見ていて気づいたのですが、
わりと中性的なモデルさんは
“あえて”角度を内向きに
していることもあるようです。
これはかっこいい女性キャラや
ボーイッシュな女性キャラを
描く時も一緒ですね。
角度を外向きにすれば、
手っ取り早く格好いい感じになります。
こんな話はもう先人の絵師さんたちが
講座とかで言っている
ような気もしますが、
今回自分で研究してみて
「ああっ！ そういうことかっ！」
となったので、一応記事にしました。
まあでも、いきなり
「外向きに角度をつけろ」
と言われても無理なので、
やっぱりモデルさんの写真は
たっくさん見た方がいいと思いますよ。
しかし「ただ見て模写する」だけだと
いつまでたっても
「なぜそのポーズが格好いいのか」
の仕組みが理解できません。
“角度の外向き・内向き”
というのを意識して模写すると
また違うんじゃないかなあ、
と思います。
他人のためじゃなく
自分のために絵がうまくなりたい女、
巴(ともえ)がお送りしました。
ごきげんよう、さようなら。
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