何でも分かった気になっていると、人は身を滅ぼす

京都滞在中にめっちゃ考えたり
学んだりしたので、少しずつ
アウトプットしようと思います。

今日は
「何でも分かった気になっていると
人は身を滅ぼす」という話について。

* * *

心理学あるあるなんですけど、
心理学って学び始めの頃は
人間の心理を紐解くのが
すごく面白くて、
なんか「何でも分かった気」に
なっちゃうんですよね。

心理学って結局のところは
「こういう風に考えると
今まで苦しかったものが
ふっと楽になるよ」
というための学問だと思うので、
(人によって違うんだろうけど、
少なくともわたしはそういう考え)

“心理学で言われていることが
この世の理(ことわり)のすべて”
って訳じゃないんです。

真理だとか正解だとか、
そんなことは一切ないんです。

長年研究されるだけあって、
「こういう状態の時に
こういう心理になって
こういう反応(行動)を起こすよ」
という理論に
7〜8割くらいの人が
当てはまったりするけど、
別に当てはまらない人もいます。
(あと、当てはまっても
かたくなに認めない人もいます)

だから、心理学や
心のしくみを学んで
「全部分かった気」に
なってしまう方は、
大体あとでトラブルになるんですね。

もしくはめちゃくちゃ
不満を抱えたりします。
5〜6年くらい前のわたしも
そうだった気がします。

「何でわたしは
これを知ってるのに、
あんたたちは知らないの!?
もっと勉強しなさいよね!」
みたいな。

もしくは、
「何で心理学を必死に勉強している
わたしより、何も知らない
あなた達の方が幸せそうなの!?」
みたいな。

いやあ、今振り返っても
はっきり言ってアホですね。
でもそんな若いわたしも
可愛い奴だな〜と今は思います。

* * *

「何でも分かった気になっていると
人は身を滅ぼす」というのは
何にでも当てはまります。

たとえば、子どものことを
全部分かった気になって
支配的な親は、
子どもが自分の思い通りに行かないと
心が乱れたりヒステリーを
起こしたりします。

恋人のことを全部
分かった気になっている人も、
生徒のことを全部
分かった気になっている先生も、
世界のことを全部
分かった気になっている知識人も、
みんな等しく身を滅ぼします。

身を滅ぼす、というか
最初にボロボロになるのは
「心」かも。

わたしもうっかり
「全部分かっている」ような
気分になりそうになるので、
「ああ、いかんいかん!」
と気を引き締めながら
生きるようにしています。

まじボーッとしてると
「全知の罠」にひっかかりそう。

京都で一緒に行動していた
星見かおるさんも、

「人間ごときが
全部わかるはずがない、
と思いながら生きている」

と言っていたので、

あー、そうだよな、
同じ気持ちの人がいてよかったなあ、
と安心したのでした。

っていうだけの話です。
ごきげんよう、さようなら。

★「全部分かった気」に
ならないよう気をつけつつ、
心理学の話をもっと知りたーい!
という方はこちらのメルマガへ
無料登録してくださいね(^^)

https://www.mag2.com/m/0001693625

きょう母親に
「あのメルマガは有料なの??」
って聞かれたけど、
無料です!笑