「蓮の花」/サカナクション|創造の孤独で苦しくなったら、これを聴け

仕事のアイデアを産むにしても
創作活動にいそしむにしても
孤独な「創造の世界」で苦しんで
体がまったく動かなくなる時があります。

そういう時は観念して横になるのですが、
今日は音楽に助けられました。
サカナクション「蓮の花」です。


わたしはそもそも
9年前に
「バッハの旋律を夜に聴いたせいです。」
で号泣するところから始まり、
7年前は「ミュージック」を
死ぬほどリピートしながら号泣し、
6年前は「ユリイカ」と「グッドバイ」を
延々とリピートして号泣し、
とにかく人生の岐路に立つたびに
サカナクション先生の曲で
号泣する経歴の持ち主です。

その後もサカナクションは
不定期に聴き続けていたんですけど、
ここ最近は何を聴いても
まったく泣かなくなったんですね。

「多分、風。」や「夜の踊り子」を
熱唱しながら夕飯を作ったり、
朝起きて「ワード」
「三日月サンセット」を聴きながら踊ったり、
「ホーリーダンス」を熱唱しながら仕事したり、
まあとにかく楽しく
お付き合いしていたわけです。

「わたしももう30代後半だし、
サカナクションを聴いて
号泣するような若さ(?)からは
卒業したのね〜」
と思っていたのですが、

今日「蓮の花」で号泣しました。
(卒業してなかった……)

* * *

「蓮の花」はもともと
曲だけがめちゃくちゃ好きで、
あんまり歌詞は注目していませんでした。

でも今日ふと気になって見たんです。
ここに全歌詞は載せられないので
下記サイトでご覧ください。

サカナクション 蓮の花 歌詞

サカナクションの「蓮の花」歌詞ページ。「蓮の花」は、作詞:山口一郎、作曲:山口一郎。

わたしは大体に山口一郎先生の歌詞が
めちゃくちゃ好きなんですよ。
(さっきからサカナクション先生とか
山口一郎先生とか言ってますけど、
先生をつけるのはわざとです)

一郎先生の歌詞、
なんかこう厭世(えんせい)的な
感じがあるけど、
でも前に進む感じというか、
まだ諦めてない感があるじゃないですか。

【厭世的】人生や世の中をはかなむ傾向にあるさま。

Weblio辞書「厭世的」


もうやだなー疲れたなー
人間ってどうしようもないよなー
でもまあ色々あるけど
まだまだ先が見たいな、っていう。

わたし自身、
「もうやだなー」と
「まだやるぞ」を
繰り返して生きている人間なので、
そういう一郎先生の歌詞が
バシッと心に刺さるのです。

で、なんで「蓮の花」で泣いたかというと、
この歌詞。

蜘蛛の糸
花揺る蓮まで垂れ下がって
苦しむ僕を引っ張り上げてよ

どうもこの歌詞は
「創ること」への苦悩が
表現されているようです。
(一郎先生は他の曲でも
そういう歌詞多い気がするけど)

最近わたしも自分の「創造」に
すごく悩んでいて、まさに
「誰かが引っ張り上げてくれたら
ありがたいのに」
という状態だったので、
なんかこの歌詞に泣いてしまいました。

「わたしだけではない」と思って。

“創造する”って、孤独でないと
できないことなんですね。
だから、何かを創る人は
どこかしら孤独を受け入れている
ところがあると思います。

了承済みでやっていることだから
「孤独で苦しくて死にそう」とかには
ならないんですけど、
それでもやっぱり時々
「誰かが引っ張り上げてくれたらいいのに」
という気持ちが出てくることがあるんです。

結局、最終的には
自分で登っていくんですけどね。

「蓮の花」も最後は
“あらゆる枝で/花びら咲かそう”
で締めているじゃないですか。

もうどうにもできない、
誰か助けて、という
絶望的な気持ちになったとしても、
最後はちゃんと奮い立って
花を咲かせられるんだよ、
と言われている気になりました。

* * *

あともうひとつ号泣した理由は、
このMV(ミュージックビデオ)。

フルで聴けるからとりあえず聴いてください

キャプチャ画面でわかる通り、
一郎先生の横に
怪物みたいなのがいるじゃないですか。

わたしもよくわからんけど、
たぶん蜘蛛人間です。
(歌詞の中に「蜘蛛」出てくるし)

最初、車の中ではこの蜘蛛人間に対して
ちょっとよそよそしいんですよね。
一回だけ、話しかけてちょっと笑顔に
なる時はあるけど、すぐ真顔に戻るし。

スーパーの買い物のシーンでは
「見えていない」ような感じで
過ごしています。

で、最後は蜘蛛人間と
ハイパー笑顔で一緒に踊るっていう。
(この一郎先生が可愛くて大好きです…)

その、ハイパー笑顔で踊っている
シーンの途中途中で、
「蜘蛛人間をまったくスルーしている
(気づいていない)映像」が流れるんです。

なんかそれが、
「応援してくれている誰かがいるのに、
ぜんぜん気づけていない様子」
のように見えてしまって。

蜘蛛人間はあらゆる場所で
ずーっと元気付けようとしていたのに、
ずーっと応援していたのに、
ずーっと味方だったのに、
それに気づけなかった。

でもその存在に気づいたから、
最後あんなに笑顔になって
はしゃげたのかなあ、と。

仕事でも創作活動でも、
“創造”に没頭して
ひとりで苦しんでいる気分の時って、
「応援してくれている誰か」の存在に
気づけなくなってしまうじゃないですか。

誰も味方がいないような、
誰も心配してくれる人がいないような、
そんな気分。

確かに「創造」そのものは
孤独でないとできないけど、
その作品を待っている人、
創る人を応援している人は
必ずいるんです。

あんなに沢山のファンがいる
“山口一郎”はもちろんのこと、
きっと、ほとんど誰にも知られていない
わたしにさえも。

自分をずっと応援してくれる人の存在に
ちゃんと気づけさえしたら、
「引っ張り上げて」と苦しんでいる自分も
こんな風に一気に明るく
笑顔になれるかもしれない。

そんな風に思ったら
涙がボロボロ出てきたし、
「よし、やろう」と思えました。

というわけで、わたしは元気です。

蓮の花、聴いてください。
ごきげんよう、さようなら。

* * *

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