Twitterでバズる漫画(投稿)とは？(ていうかバズらなくても仕事や評価はもらえる) - ぱりことば。−島根県の漫画家カウンセラーのブログ−

はっきり言ってわたしの漫画は
Twitterでバズるタイプじゃ
ないんですよ。
(Pixivではややバズりましたが)
しかし
「なぜバズらないのか」
「どういうのがバズるか」は分かります。

「どうしたらTwitterで
反応をもらえるようになるか」と
「仕事や評価が欲しいだけなら
別にバズらんでもいい」
という話を書こうと思います。

＊　＊　＊

わたしは数年前
「おじさんとねんちゃん。」という
エッセイ漫画を描いていたんですけど、
一部の強いファンはついたものの、
Twitterでバズることは
ありませんでした。

今描いている「パパは暗殺者！」もそうです。

なぜかというと、わたしの漫画って
ず〜〜〜っと読んでいって
やっと面白い、というタイプなので
「瞬発力」がないんですね。

だから「ず〜〜〜っと読んでいく」
のに慣れている人が多い場所では、
ややバズります。

Pixivがいい例です。
おかげさまで1000いいね、
1000ブックマーク超えました。
ありがとうございます……。
　↓

#4コマ【創作漫画】パパは暗殺者(アサシン)！1話 – 巴(ともえ)／ぱりこ。のマンガ – pixiv

この作品「【創作漫画】パパは暗殺者(アサシン)！1話」は「漫画」「4コマ」等のタグがつけられた「巴(ともえ)／ぱりこ。」さんの漫画です。「投稿用に描いた4コマ10本を、加筆修正して26P漫画にしたものです。暗殺者とかいってるけど割とほのぼの寄り。シングルファザー(職業…

www.pixiv.net

Twitterでバズりやすい
漫画の構成って、

・1Pあるいは2〜3Pで完結するもの
・早い段階でキメ表情や
決め台詞が出てくるもの

なんです。
(もちろん例外は存在して、
めちゃくちゃ長いページでも
バズってる漫画もあります。
でも一般的な漫画に比べると
やっぱり2〜3Pに1回
キメ表情や決め台詞がありそう)

内容的には

・お役立ち情報、みんなが知らない
知識が載っているもの
・みんなが共感できるもの
・かわいい、キュンとできるもの
(恋愛系が多い)

でしょうか。

わたしの漫画は10Pとか20P読んで
やっとこさキメ表情や
決め台詞が出てきたりするので、
Twitterではバズりにくいわけです。

そこまでバズってるわけじゃないけど、
わたしの漫画だと
こういうやつの方がウケるんですね。
　↓

嫌われないように生きる人は、他人を操作しようとしている pic.twitter.com/otOFSCgAbX
— 巴/ぱりこ@漫画も描けるイラストライター&カウンセラー (@palicosp) June 10, 2020

これは心理漫画シリーズなんですけど、
基本的に「1P」で、
それ、自分もある〜！
と思えるような心の動きや、
人がハッとなるような
心の仕組みをネタに
描くようにしています。

なので、長編のエッセイ漫画や
創作漫画に比べると
反応が高くなりやすいわけです。

なんなら漫画じゃない方が
プチバズることもあって、
こちらがいい例です。
　↓

自分の評価を他人任せ（他人軸）にしてると、どんどん不幸な気持ちになります。

ただ「自分軸＝自分勝手」と思っている方が多いので、画像にまとめてみました。

他人軸…人が「いい」と言ってくれないと自分の作る物が評価できない。

自分軸…周りが評価しなくても、自分が「いい」と思えたら幸せ。 pic.twitter.com/IeQAjKs6Qf
— 巴/ぱりこ@漫画も描けるイラストライター&カウンセラー (@palicosp) July 3, 2019

Twitterでバズりやすい漫画のひとつに
「白丸漫画」というのがあるんですけど、
これは
「頭が白くて丸い(誰でもない)
キャラクターが出てくる漫画」
の略でして、
変にキャラクターを凝って描くより、
そういう「簡単に描いたキャラ」の方が
バズりやすいのです。

白丸って「誰にもなれる」
「性別の差がない」ので、
共感がしやすくなるんですね。

イケメンキャラが言ってると
共感できないけど、
「誰でもない」白丸キャラが言ってると
共感しやすい、みたいなのが起こるんです。

だからマジでただバズりたいだけなら
変に凝ったキャラを描かずに
頭が白くて丸いキャラで
描いた方がいいです。

とはいえ、一番バズりやすいのは
「意思表示(共感)系」よりも
「お役立ち情報系」なのかなあと
思いますが……。

こういうやつ
　↓

ところで日本郵便さんからオリジナル切手が届いたんですけど、イラスト描く人はぜひこれ作ってみて…めちゃかわいい…

1000シートからしか上部デザイン変えられないのが残念だけど、切手部分だけでも自分の絵になってるのめちゃかわいい。販売も出来るよ…（公式回答）https://t.co/5JTaYcvnDN pic.twitter.com/FTCWdwmebI
— 巴/ぱりこ@漫画も描けるイラストライター&カウンセラー (@palicosp) August 31, 2018

これも万単位に乗った訳じゃないので
「めちゃくちゃバズった」かというと
微妙ですが。

まあ、極論を言ってしまうと
糸井重里さんにRTされるとか
ジャスティンビーバーさんに
いいねされるとかが
一番バズれる方法ですけどもね。笑

最後になりましたが、
「Twitterでバズる」ことと
「絵や漫画で仕事がもらえる」
「人から評価される」ことは
あんまり関係ないな、と思っております。

わたしTwitterで
まったくバズってない頃から
絵や漫画の仕事はしていたし、
今も割と途切れずご依頼を
いただいているからです。

あと、Twitterでは大してバズってないのに
noteやPixivでたくさんいいねや
コメントがもらえる的なことがあるので、
「Twitterでどんなにがんばっても
評価されない……」
という方は
「土壌が合っていない」
のかもしれません。

他の土壌に投稿したら
意外と評価されることが
あるかもしれませんよ。

しかし一番いいのは、
人の評価に振り回されすぎないことです。
「評価をもらう」を中心に
何かを創ったり発信したりしないこと。

わたしはたまたまPixivで
「パパは暗殺者！」を
高評価していただきましたが、
それまではTwitterでなんぼ投稿しても
そこまで反応が増えませんでした。

「まあ、自分が描きたいものを
自分が楽しく描けているので
それでいいか」
「わたしはこれを面白いと信じている」
と思って描き続けていたら、
あちこちで紹介してもらえる
ようになったので……

「信じて描き続ける(投稿し続ける)」
というのが一番大事なのだと思います。

ごきげんよう、さようなら。