SNSを度々見ていると、「すごい人」にならなければいけないような気分になってしまう

今よりもっと若い頃は、
年上の人に勝手に期待して、
その人が理想と違うと
めちゃくちゃ幻滅していた気がします。

しかしながら自分が
40歳に近づいてくると、
そこまで大層な大人じゃ
ないんですよねえ。

あの時すごく大人に見えていた
30代後半の人も、きっと全然
大人じゃなかったんだろうなぁ、
と思いますね。

***

しばらく家のインターネットが
使えなかったので、
ネットやSNSを見る回数が
減っていたのですが、
お陰でゆっくり自分の心と
向き合えた気がします。

「向き合う」ことによって
得られたことのひとつは、
わたしは自分で思っていたよりも
「幻滅される」ことを
おそれていたのに気づけたこと。

カウンセリング業にしても、
イラスト業にしても、
わたしは「すごいひと」に
見せなければいけないような
気がしていました。

多分、SNSをたびたび見ていると、
余計にそんな気分になるのでしょうね。

SNSには「実際すごい人」と、
わたしと同じように
「すごい人に見せなければ
いけないような気がしている人」
が沢山いるから。

でもインターネットから
少し距離を置いて、
家の掃除を必死にしたり、
物の整理をしたり、
ぼーっと天井や外の光をながめたり、
昼寝したりしていたら、

「別にすごくなくていいじゃん」

「幻滅したい奴には
させときゃいいじゃん」

と思えるようになりました。

明日はやっとネット回線工事の
業者さんが来るので、
またインターネットやSNSを
たびたび見る生活に
戻るのかも知れませんが、

ここ数日の発見はできるだけ
忘れないようにしたいな、
と思います。

あなたは、
「すごい人」にならなければ、
と思っていませんか?

ごきげんよう、さようなら。