他人軸とは、自分の感情や行動、
人生の大事な選択などを、
すべて他人を基準(軸)にして
決めてしまう心の傾向のことです。
他人軸から抜けるために
「自信を持つ」ことを
オススメしていますが、
他人軸が変わらないまま
変なふうに自信をつけてしまうと、
やはり心の病気になります。
＊ ＊ ＊
今回の話を書くキッカケは、
メールマガジンで
「パーソナリティ障害」について
解説する連載をしたことです。
わたしのブログではよく
「境界性パーソナリティ障害」
について解説しますが、
今回の連載では
それ以外のパーソナリティ障害、
・猜疑性(妄想性)パーソナリティ障害
・統合失調型パーソナリティ障害
・反社会性パーソナリティ障害
についても解説しました。
(明日のメルマガでは
自己愛性パーソナリティ障害
について解説します)
で、わたし、心の病とか
パーソナリティ障害とか
他人軸になっちゃうのって
「自信のなさ」
から主にやってくると
考えていたんですが……
今回改めて他の
パーソナリティ障害について
解説していくと、
「過剰に自信を持ちすぎて
心を病んでしまう」
ことがあるんだな、
とわかったのです。
境界性以外のパーソナリティ障害
についても理解していた気で
いたのですが、
やっぱり「人に教える(伝える)」と
より理解が深まりますね。
先日Twitterでつぶやいた通りです。
↓
何かについてより深く学びたい・理解したいときは「人に教える」といいですよ。
— 巴/ぱりこ@漫画家イラストライター+カウンセラー (@palicosp) December 5, 2020
もっと簡単な言葉で言えないか、もっと分かりやすい表現はないかと考えているうちに、理解が深まるんです。
直接教える相手がいない時は、「発信する」のが一番いいです。今は色んなツールがあって、いい時代ですよね。
さて、話を戻しまして。
確かに考えてみれば、
今までカウンセリングで
出会った方の中にも
・自信は十分にある
↓
・その自信に見合った
反応を周囲がしてくれない
↓
・感情が不安定になる
↓
【病む】
という流れの方が
結構いらっしゃったんですよね。
ただ自信を持てばいい、
というものではないのです。
＊ ＊ ＊
どうして自信が
あるのにも関わらず
心を病んでしまうのか？
というと、
やっぱり
【他人軸】
だからなんですよね。
自分の評価や価値を
「他人の反応」をみて
決めているからです。
自分では、自分を
「すごい人」
「価値のある人」
「みんなが敬って当然の人」
と思っているのに、
そんな自分を
自分自身で認められないので、
「他人の反応」に
ゆだねてしまう。
Aさん
「俺はすごくやさしくて
彼女に合っている男なのに、
彼女は俺に振り向いてくれない」
自己評価と好きな彼女
(他人)の評価が一致しないので、
腹が立つ→心を病む
Bさん
「私はすごくデキる女なのに、
彼は私だけを見てくれず
趣味や仕事を大事にする」
※自己評価と好きな彼
(他人)の評価が一致せず、
自分の思う通りの愛し方を
してもらえないので腹が立つ
→心を病む
どちらも他人軸です。
本当に自分に自信があるのなら、
自分に振り向いてくれない女なんて
見限って次に行けばいい。
「自分の魅力を認めてくれる女性」
を新たに探せばいいのです。
だって自信があるんですから。
それだけ素晴らしい男性なら、
他の女性が放っておく
はずがないです。
他人が自分の思う通りに
自分を評価してくれないと
腹を立てるのは、
自分の価値を自分で
認められていない証拠です。
「自分に自信を持てたのに、
まだ苦しい」という人は
改めて、自分の価値を
【他人軸】で決めていないか
振り返ってみてくださいね。
ごきげんよう、さようなら。
◎今回の記事のきっかけになった
メールマガジンはこちら↓
https://www.mag2.com/m/0001693625
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