「自分は24年前から何一つ
進んでいないのでは」
という思いと戦うために、
昨日今日とひたすら
漫画を描いていました。
結論から言うと、
そんなことありえませんでした。
人は必ず前に進んでいます。
* * *
先週の土曜、祖父母宅に
置きっ放しの荷物を
片付けに行ったら、
小学〜専門学校くらいまで
投稿していた漫画原稿を
見つけまして。
これが、中1の時に
少女漫画雑誌「りぼん」へ
投稿した作品です。
↓
うわあ……。
歯に衣着せずに言うと、
絵は下手くそだし
話もクソつまんねえなと
思ったんですけど、
「まあ中学生だから仕方ない」
と自分を慰めたんですよ。
しかし、一緒にとってあった
「批評用紙」のコメントを見て
“今の自分”が撃沈しました。
要するに「あなたの漫画は言葉(セリフ)が多い」
ということです。
実は、今年投稿した漫画でも
まっっっっったく同じ評価を
いただいてるんですよね。
「セリフが多すぎる」
「漫画なんだから、
もっと絵で説明してほしい」
って。
え、わたし、24年も経って
全く同じ批評されてんの……?
全く進歩してない漫画を
ずっと描き続けてるってこと……?
と思って、めちゃくちゃに
ショックを受けました。
わたし正直、
「今描いている漫画は面白い」
と思って描いてるけど、
それも錯覚なんじゃないのと
思うくらいショックを受けました。
で、戦いました。
その気持ちと。
* * *
わたしがなぜセリフの多い
説明的な漫画を
描いてしまうのかと言うと、
「みんなちゃんと伝わってる!?
これで言いたいこと伝わってる!?」
って、いつも不安だからです。
怖いから説明的になるんです。
あと、背景を描くのが
面倒くさいからです。
背景をちゃんと描けば
文字で説明する内容が減るのに、
背景を描くのが面倒くさいから、
文字で説明しちゃうんです。
「こりゃダメだ」と思って、
ここ2日間はめちゃくちゃ
頑張って背景を描きました。
(それがトップの絵)
あ、わたし、
やればできるんだなと
思いました……。
どう考えても描ける幅が
広がってる。
ちゃんと絵も上手くなってる。
大丈夫じゃん。
と思えました。
大晦日まで漫画を
描き続けたのなんて
いつぶりでしょうか。
くたびれたけど、
子供に戻ったみたいで
めちゃくちゃ楽しかったです。
* * *
2020年最後の日、あなたは
「自分は何も変わっていない」
「自分は一歩も前進していない」
と思うことがありましたか。
そんなことはありえません。
わたしが、24年前と
同じ批評をされていても、
一歩も前進していないことなど
ないように。
自分の頑張りを、前進を、
ちゃんと見てあげてくださいね。
ちゃんと気づいてあげてください。
あなたはとても頑張ってきたし、
前に進んだんです。
それでは、良いお年を。
ごきげんよう、さようなら。
★さてそんなわたしが
必死で描いた漫画、
今はTwitterでのみ読めます。
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【パパは暗殺者(アサシン)!】3話01P
— 巴/ぱりこ@漫画家イラストライター+カウンセラー (@palicosp) November 4, 2020
続きはコメント欄に連載していきます。(1P目だけ仕上げましたが、Twitterでは基本仕上げ前の状態で載せます)
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