「問題行動を起こす彼、彼女、
夫、妻、母、その他」
のご相談をよく伺うのですが、
「それだけあなたの事が
大好きなんじゃ？」
とよく思います。
相手にどう対応するかは、
「好かれてる。で、どうする？」
という“自分の気持ち”で
決めればいいのです。
＊ ＊ ＊
一般的にヒトは、
「誰かに好かれたい」
と思ったら
“良い行動”を取ろうとします。
・優しくする
・手伝う
・代わりにやってあげる
・嬉しい言葉をかける
・笑わせようとする
・お金を使う
・笑顔を見せる
などなど……ですね。
この“良い行動”をとっても、
「この人に好かれている」
「この人に愛されている」
と思えない時、
ヒトは一転して
“問題行動”を取ります。
「なんで私の望む
愛をくれないのよ！」
「なんで俺が欲しい
愛をくれないんだ！」
という“怒り”から
問題行動を起こす……
のも考えられますが、
一番の動機は
「もっと見て！！」
じゃないでしょうか。
今まで出会った
「好きな人」って
記憶に残りやすいですが、
同じくらい記憶に
残りやすいのって、
「めちゃくちゃ嫌いな人」
「本当に憎たらしい人」
じゃないですか？
問題行動を起こすのは、
「憎しみ」によって
あなたの記憶に
残ろうとするからだと
考えられます。
「もっと見て！
私を忘れないで！！」
ってことですよね。
＊ ＊ ＊
なのでわたしは、
誰かが問題行動を
起こしてきたらまず
「わたしのことが
大好きなのねー」
って思います。
で、問題行動のレベルによって
そのまま相手をする場合もあるし、
「てめえ甘えてんじゃねえぞ」
と思ってぶった切る場合もあるし、
「こりゃわたしがおらん方が
この人は良くなりそうじゃ」
と思って距離を置く場合もあります。
「自分の気持ちがいいかどうか」
が一番重要で、
次に
「相手のためになるかどうか」
で決めますね。
相手がわたしを大好きなことと、
わたしが相手をするかどうかは
ぜんぜん関係ないからです。
＊ ＊ ＊
そういうわけで、
パートナーや肉親の問題行動に
お悩みの方々は、まず
「この人、めちゃくちゃ
私のこと大好きなのか……」
と思ってみましょう。
「嬉しい！」と思ったら
そのまま相手をすればいいですし、
「いや、大好きだとしても
限度があるだろ」
と思ったら距離を置けばいいですし、
「お前に好かれても
全然嬉しくないな」
と思ったら関係を切ればいいのです。
大事なのは、
問題行動を起こす相手に
感じる“自分の気持ち”ですね。
それでは本日はこの辺で。
ごきげんよう、さようなら。
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