「この仕事は誰でもできる」思いから、自分にしかできない仕事をする

ことのは大賞 表彰式での展示

「自分にしかできない仕事をしたい」
「仕事でうまくいきたい」という
想いを抱える人は沢山います。

その想い=“執着”を捨てると、
むしろ願いが叶うことがあるのです。

* * *

去る2月12日(金)、島根県庁にて
「ことのは大賞」表彰式があり、
専属イラストレーターとして
参加してきました。

その表彰式前後で考えたことを
今日はお話しします。

島根県では年に1回、
「ことのは大賞」という
公募を行なっており、

わたしは2016年から
その受賞作に挿絵を入れる
イラストレーターを
担当しています。

ですが、その5年もやっている
専属イラストレーターの座を
辞退するべきではないかと
実は考えていたのです。

* * *

「ことのは大賞」に限らず、
わたしはすべての仕事において
「これはわたしでなくても
できる仕事である」

と考えております。

他の方でもできるはずなので、
辞退しようという思いにも
なったんですけど(笑)、
その気持ちこそが仕事の役に
立っていたんだな、と
表彰式をきっかけに気づきました。

「自分でなくてもできる」
という思いに至る理由は
いくつかあるのですが、
それは決してマイナスな
意味ではありません。

「自分じゃなくてもできる仕事」
「誰でもできる仕事」だと思うと、
おそらく多くの人が
“仕事の手を抜く”
と思うんですよ。

しかしわたしはずっと、
「誰でもできる仕事だからこそ、
自分にしかできないことをやろう」
と思って頑張ってきたのだな、
と気づきました。

また、わたしという人間は
「これはわたしにしか
できない仕事だ」
などと思っていると、
調子に乗るのです。


「いつ他の人に取って代わられても
おかしくない立場の人間だ」
と思っていると、
生来の負けず嫌いが発動して
「やってやる!」
という気持ちが生まれるのです。

だからわたしは、
「わたしだからこそ描ける挿絵」
をずっと描けていたんだな、
と思いました。

* * *

人はそれぞれ
「自分に合ったやり方」があり、
誰もが
「これは誰でもできる仕事だ」
と思いながら
いい仕事をできる訳ではありません。

けれどもし、
「自分にしかできない仕事を
やりたい! やろう!」
と意気込んでいるのに
悲しいことが起きた、
うまくいかない、
という方がいるのなら、

一度その“執着”を
捨ててみてはどうでしょうか。

恋愛でも仕事でも、
人間は執着を持っていると
「うまくいかない」事態に
陥りやすいです。

わたしは「誰でもできる」と
思うことで、
仕事への執着を
捨てることができたと
考えています。

いまより前進するために、
「執着」を捨ててみては
どうでしょうか。

ごきげんよう、さようなら。

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