いつも偉そうで、高圧的で、すぐ勝とうとする彼は、本当は心が弱い

これは男女関係なく言える話ですが、
こういう男性から横暴にされて
つい受け入れてしまう女性の話を
カウンセリング上でよく聞くので、
今日のブログネタにしてみました。

こういう女性に困っている方にも
当てはまると思いますので、
よかったら読んで行ってくださいー。

どうしてそんなに強がったり
強そうに見せないと
いけないかというと、
本当は心がもうボロボロで、
そんな自分をなんとか
守りたいからなんですよね。

* * *

私自身、かに座の女だからか
知りませんが(笑)、
結構な確率で
男性から高圧的な態度を
取られることがあります。

(かに座は母性の星って
言われていますもんね〜)

で、「何でも受け入れてくれる」
って甘えられているものだから、
たまに厳しいことを言うと
めちゃめちゃキレられる訳です。
「いやそこまではできんがな」
と思うんですけども。笑

ずっとその現象に対して、
「彼らは私のシャドウなんかな〜」
とか、
「父もあんな感じだったから、
隠れファザコン的なアレなんかな〜、
もしくは父との執着を
乗り越えてないんかな〜」
と心理学的な考察をしていました。

※シャドウ……
ユング心理学。誰かの「嫌いな部分」は
自分が「本当はこう生きたかった」と
思っている自分だ、という考え方。
つまり「高圧的な人間が嫌い」
ということは、自分も本当は
「高圧的に生きてみたかった」
裏返し、ということ。

※隠れファザコン……
「お父さんが嫌い!」と言いながら、
実は大好きな心理。

※父との執着……
父親との何らかの心理的問題を
乗り越えていないので、
その父と同じような性質の人ばかりを
気にしてしまう、あるいは
引き寄せてしまう、という考え。
心理学というよりスピリチュアルに近いかも。


あ、あと「投影」で、
自分がそもそも
偉そうな人間であり、
そんな自分が嫌いなので、
他人に「高圧的な部分」を見つけて
責めているのかな、
とかも考えました。

しかしながら最近、身近な人に
「私って偉そうだよね」
という話をすると、
「え、巴さん偉そうですか……?」
「偉そうな人っていうのは
〇〇な人で、あなたは違うよ」
と言われるんですよ。

「じゃあ何なんじゃ〜!」
とずっと不思議だったのですが、
やっと分かってきた気がしました。

自分が「弱い心を隠している」
人なので、
「いつも偉そうで、高圧的で、
すぐ勝とうとする人たち」が
寄ってくるのです。

いつも偉そうで、高圧的で、
すぐ勝とうとする人たちは、
心がとても弱く、
それを隠している人達だから。

* * *

私はゲーム脳なので
ゲームで説明しますが、
たとえばRPGで敵と戦っていて、
HP(体力)がもう瀕死の状態だったら、
どうしますか?
敵から逃げようとしませんか?

いつも偉そうで、高圧的で、
すぐ勝とうとする人たちは、
そういう時「逃げられない」のです。

そんな弱い姿を、
敵のモンスターにも、
一緒に冒険をしている仲間にも、
その辺の通行人にすら
見られたくないから。

何とか相手からダメージを受ける前に
攻撃をして、勝とうとするんですね。

でも本当は心が弱いのです。
ちょっと突き刺されると死んじゃう。
なんなら、プレイヤーの
勇者ですらない場合があります。

通常、自分のことを「弱い」と
思っている人は、
モンスターが出るフィールドに
出たりなんかしません。

街で宿屋を営んだり、
武器商人になったり、
町の入り口で
「ここは〇〇の町です。」
と言う役になったりします。

「ここは〇〇の町です。」
と言う人間がいないと、
プレイヤーはどこの街に
来ているのか分からないので、
その役目もめっちゃ重要なんですよ。

弱いなら弱いなりに、
ちゃんと人の役に立てる
生き方がある。

けれども、
いつも偉そうで、高圧的で、
すぐ勝とうとする人たちは、
「弱いなりの生き方」なんて
認められません。

自分のことを選ばれし勇者だと
思っている人もいるし、
そうでなくても
王族近衛隊の兵士だと
思い込んでいます。
(これは女性でも同じです)

本当は心の戦闘ステータスが
めちゃ低いけど、
それを認めたくない。
周りにバレたくない。
自分は町民程度の
ステータスしかないって。

だから他人の心を攻撃するのです。
「どうだ、強いだろう!」
「どうだ、怖いだろう!」
「どうだ、俺は頼もしいだろう!」
って。

中身はブルブル震えてる
子鹿ちゃんなのにね。
いや、子犬ちゃんでしょうか。

私は「弱い犬ほど良く吠える」
ということわざが大っ好きな
良い性格の人間なのですが、
そう、怖いから吠えるのです。

「こいつは自分を
傷つけるかもしれない」
「そんなことになったら
どうしよう、怖い、
再起不能になってしまうかも」
「弱い奴らに負けたくない、
自分が弱い奴だと思われたくない」

ガウガウガウガウガウガウ!!!

犬を飼っている方なら
おそらくご存知かと思いますが、
犬がやたら吠える時って
不安な時のはずです。

「自分が強い」ことを
分かっている犬は、
むやみに吠えないんですよね。

弊パートナーの
飼っていた犬(メス)が
非常に強い犬だったそうで、
何が来ようとどっしりしていた、
静かに蛇を噛みちぎっていた、
という話を聞いて
「本当にそうなんだなあ」
と思いました。笑

いつも偉そうで、高圧的で、
すぐ勝とうとする人たちに
吠えられている人は
いつも萎縮しているのですが、
「心が弱くて
すでにズタボロに傷ついていて
めちゃくちゃビビってる子犬」
だと思って、
その人を見てみてください。

ね、そんなに怖い生き物じゃ
ないと思いませんか?

* * *

で、自分の話に戻るのですが、
「高圧的な人たち」に
私が遭遇する時って、
自分もまた
「弱い自分がバレないように
頑張っている時」でした。

つまり彼らは、
私に教えてくれていた訳です。
「弱さを見せても良いよ」
「そんなに強がらなくても
いいんだよ」と。

「だって人からこういう風に
見えちゃうんだぜ」と(笑)。

だからもしこの記事を
読んでいるあなたが、
いつも偉そうで、高圧的で、
すぐ勝とうとする人たちに
遭遇している場合は、

あなたもまた、
「自分の弱い心を
隠そうとしている」
のかもしれません。

共鳴しているのは
「偉そう」な部分じゃなくて、
その奥の【弱い心】です。

まずは自分の
弱い心を認めたり、
隠すのをやめることで、
いつも偉そうで、高圧的で、
すぐ勝とうとする人たちとの
関係も変わってくるかも
知れませんよー。

「え、私は弱い自分を
隠してるつもりないんですけど……」
という方は、
無意識の中に押し込んで
気づいていない可能性が
90%くらいあるので、
第三者の力を借りた方が
いいと思いまーす。

お悩みの方の
参考になれば幸いです。
ごきげんよう、さようなら。

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