人は目に見えるものしか認識できない、という寂しさを受け入れよう - ぱりことば。−島根県の漫画家カウンセラーのブログ−

「目に見えるものしか認識できない」って、物凄く当たり前のことを
タイトルにしました。
当たり前だけど、
誰もが見落としがちなこと。
もちろん私も。

昔は今よりも赤裸々に
ブログを書いていたので、
私はよく
「ブログに書いて
あることが全て」
と思われていて、
それが凄く嫌でした。

でもね、その
「分かってもらえなさ」というか、
そうであることの寂しさを
受け取ってあげることで
人は前に進める気がしました。

「そんなの仕方ない仕方ない」
「別に当たり前だし、
なんとも思ってねーし」
とかやってると、
人はねじれていくのです。

＊　＊　＊

今は「自分を隠す」
ことをやや覚えたので、
ブログに書いてあることが全て、
と思われる不愉快は減ってきました。

しかしやはり時々
「ブログに書いてあることしか
認識されないんだなあ」
と思うことはあります。

それはもう当たり前で、
仕方のないことなんですよね。

たとえば今、イラストやデザインの
実績紹介記事を書いたとして、
それってもう何ヶ月も前の
仕事だったりするんです。

しかし読む人にとっては
「今」読んだものだから
今の出来事じゃないですか。

今の私は、もう全く違う仕事に
取り組んでいるのに、
それは知ってもらえない。

仕事の規模が大きくなればなるほど、
関わる人が増えれば増えるほど、
自分の仕事(やっている事)を
リアルタイムで届けられなくなる、
というのは聞いてはいたけれど、
「ああ、こういう事かあ」と
最近しみじみ感じております。

しかも「作品」ならば
多少のタイムラグはあっても
いずれはお見せできるんですけども、

「それを創っている間、
準備している間の
試行錯誤や葛藤」

みたいなものは基本的に
未来永劫お見せしない
訳じゃないですか。

なんだかそれが
寂しく思えてしまって。

だけどその「寂しさ」を
流すわけでもなく、
バカにする訳でもなく、
受け入れることが
大事なんですよね。

クリエイターやアーティストは
孤独であればあるほど
いいものが創れるそうです。

それは独りを気取って
メンヘラになることではなくて、
自分で自分を満たすということ。
自分から生まれる
どうしようもない「寂しさ」を
自分自身で受け入れることによって、
また新たな作品を
創っていくということ。

この心は誰にも伝わらないけど、
私だけはそれを受け止めて知っている。
それが大事だと思うのです。

うまく言えないけど、
今日は仕事とか制作とか
水面下のことで手一杯で、
たった今までブログを書くのを
すっかり忘れていた、
ってことを言いたいだけです。

こういう時、言い知れない
孤独を感じるんですけど、
でもそれも受け入れて
この文章を書いております。
ただそれだけです。

ごきげんよう、さようなら。
明日は計画的にブログ書きたいっす。