休めなかった自分が、なぜ休めるようになったのか考える

以前のわたしは
「土日も仕事しないと
気が済まない芸人」でした。

が、ここ最近はどんなに
仕事が詰まっていようが
土日休みにしています。

「自分を休ませることができない」
悩みをお持ちの方が意外と多いので、
本日は「休めなかった自分が
なぜ休めるようになったのか」

考えてみたいと思います。

ストレス解消代より病院代の方が高くつくと思った

わたしが精神病
(境界性パーソナリティ障害)
全盛期だった時って、
「お金がない」と悩むことが
非常に多かったんですね。

「お金がない」ので、
好きなものは買わないようにしてたし、
趣味にお金をかけないようにしてたし、
とにかくストレス解消代を節約していました。

で、その結果、
心療内科に行って診察代や薬代を払ったり、
体に謎の異変が出て
内科や皮膚科や総合病院に行って
お金を払ったりしていました。

「ストレス解消代を節約しても、
結局その節約した分の金を
病院に払ってるんじゃないか?」

と思ったんです。

心や体を壊してお金を何千円も払うなら、
数百円の好きな漫画を買ったり
数百円のケーキを食べたり
ガソリン代1000円入れて
ドライブに行った方がいいなあ。

と思い直した時くらいから、
心の調子がだんだん
よくなっていった気がします。

自分を休ませられるようになった
キッカケその1:
「自分を休ませない方が

金のムダだと考えた」

ちゃんと休んでいる方が人に愛されると思った

以前の記事に書きましたが、
わたしが患っていた
境界性パーソナリティ障害は
「愛されたい病」だったと
考えているんですね。

※参考記事↓

わたしが休めなかったのは、
自分の体や休みを削って
人に尽くした方が
「愛される」と思っていたからです。

人のために献身して
立派な人間になれば
ちゃんとした人間になれば
「もっと今よりマシな人間になれば」
愛してもらえるはず。

本当は休みたい日でも、
誘われたら無理してでも行かなきゃ。
そうしないと嫌われるかもしれない。
愛されるために、
自分の休みは人のために使わなきゃ。

しかし現実は、自分を休ませないために
疲労と我慢がたまりにたまりまくって、
イライラしては大事な人に八つ当たりしたり、
友達との関係がおかしくなったりしていました。

はっきり言って、疲れている人は
他人に優しくできません。

なぜかって、疲れているから。
他人に優しくできない人は、愛されません。

我慢している人は、広い心なんか持てません。
なぜかって、我慢してるから。
気づかぬうちに、
「私が我慢してるんだからお前も我慢しろ」
って意識になっちゃうから。
そんな態度の人も、もちろん愛されません。

「あ、人に愛されたいなら、
まず自分が人を愛せる体勢・
人に優しくできる体勢になるのが
必要なんだ」
と思ってから、また少しずつ
休めるようになっていった気がします。

自分を休ませられるようになった
キッカケその2:
「自分を休ませられる人のほうが
人から愛されると思った」

休むからこそ仕事のクオリティが上がると思った

精神病全盛期のわたしは、
とにかく「ダメな自分」が嫌いでした。

特に気になっていたダメな所が
「恋愛が上手にできないこと」
そして
「仕事がうまくできないこと」

めちゃくちゃ頑張れば
少しの間はうまく仕事ができるんですけど、
すぐボロが出て
ありえないミスをしてしまうんです。

そして、
「こんなミスをするわたしは
何てダメ人間なんだ」
という気持ちがまた
次のミスを呼ぶ。
そしてまた自分をダメ人間だと思う。
その心がまたミスを呼ぶ……
という悪循環。

その当時のわたしは
「仕事がうまくできないのは、
自分の能力が低いから」
「自分には計画性がないから」
「自分は劣等生だから」
「自分は体力がないから」
だと考えていました。

ある日、ふと気づいたんです。
「睡眠不足だからじゃないの?」
「好きなことを我慢してる
からじゃないの?」
「人に嫌われるのが怖くて、
休日も人のために
動いてるからじゃないの?」

「要するに、自分を休ませて
いないからじゃないの?」

そんで少しずつ少しずつ、
「自分を休ませるシステム」を
自分の生活に作っていきました。

睡眠不足を解消するために
いろんなことを試してみたり。
※参考記事↓

自分の好きなことが思い出せなかったり、
そもそも自分に何を我慢させているのかも
麻痺してわかっていなかったので、
「アーティスト・デート」で
少しずつ思い出したり。

※参考記事↓

人から誘われたら
毎回必ず行くようにしていたのを、
少しずつ断るようにしてみたり。

最初はこれがすごく難しかったのですが、
ちょっとしんどいなと思った時に
「今日行きたい?」
「本当はどうしたい?」

と自分へ聞くようにしてみました。

で、
「本当はしんどい…家で休みたい…」
「なんとなく行かない方がいい気がする…」
って返事が返ってきたら

「いいよ♡」

と言ってあげる、という
ルールをつくりました。

これ、以前書いた記事でご紹介した
「魔法のプリンセス・レッスン」に
書いてあった方法なんですけどね。笑

※参考記事↓

そんなことを少しずつ繰り返していたら、
ある日ふと
「あれ、仕事が前より
できるようになってる…?」

と思ったんです。

ただ、わたしの場合
「調子がいい時は仕事が
めちゃめちゃできるけど、
その後にものすごい落ちて
ミスをする時期がやってくる」
という習性があったので、

「またそれかもしれない!」
「油断すな!」
と自分に言い聞かせていました。

しかし、どーも自分を観察していると、
やっぱり自分を休ませれば休ませるほど、
めちゃめちゃしっかり
仕事ができるようになっている。

しかも不思議なことに、
なぜか遊んでいる方が
新しい仕事の話が来るように
なっていました。(今もそう)

仕事と他人のために時間を使って
自分を休ませないようにしていた頃は、
いつも仕事がなくて
お金がなくて困ってたのに…。

自分を休ませられるようになった
キッカケその3:
「自分を休ませた方が
仕事の能力と収入が上がると気づいた」

わたしは「休んだ方が損をする」と思い込んでいた

こうやって振り返ってみると、
かつてのわたしは
「休んだ方が損をする」
と思い込んでいたんですね。

「休んでいると悪いことが
起きるに違いない」
という呪いがかかっていたようでした。

たぶん家族の影響だと思いますけどね。
「休む」=「怠ける」という意識が
ものすごおおおおおおおく
自分の奥底に染み付いていたのです。

だから、家で一人で寝転んでいたり、
ストレス解消のために
出かけたりお金を使ったりすると
不安になっていたんですね。

「わたしは怠けているだけじゃないか」
「怠けている人間は
悪いことが起きると教えられた」
「このままではバチが当たってしまう」

知らないうちにわたしは、
自分で自分にそう言い聞かせて
勝手に不安になって
「休めなくなっていた」のでした。

今、休めるようになったわたしは
胸を張って言いますけど、
「ちゃんと休んだ方が
どう考えても得」
です。

お金の無駄にならんし
人から愛されるし
(妬まれる時はあるけど、
ちゃんと休んでいれば
他人の妬みは気にならなくなる)
仕事の能力は上がるし
収入は上がるし
自信もつくし。

でも、こういう話を聞いても
「あなたは特別だからそうなれたんだ」
「あなたは才能があるから
遊んでいてもうまくいくんでしょ」
「自分は凡人だから無理」
と言う人もいるんですよね。

そういう思考になってしまう方は、
「休めない」のではなくて
「休みたくない」のです。

「休みたくない」から、
「自分が休めない理由」を
あちこちから引っ張り出してきて
「ほら、だから自分は休めないんです!」
って言うんですね。

「できない」のではなく
「しない」について
語ると長くなるので、
本日はこの辺りで終わります。
また気が向いたら書きます。

それではごきげんよう、さようなら。

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