復縁を成功させるには「あの頃を取り戻したい」をやめること - ぱりことば。−島根県の漫画家カウンセラーのブログ−

私は自分が復縁活動(勉強？)を
頑張っていたことがあるためか、
(現パートナーも
復縁からの同棲なんで)
意外と復縁関係でも
カウンセリングを申し込まれる
ことが多いです。

その中で毎回言っている
ことなんですけど、
復縁を成功させたいなら
「その人と新しい関係を
築こうとする」
が大事なんですよね。

＊　＊　＊

おそらくこれは100%と
言っていいと思うんですけど、
復縁を望む方は男性も女性も

「楽しかったあの頃を
もう一度取り戻したい」

って言われるんですよ。

今はこじれてしまったけれど、
うまく行っていたあの頃が
あるんだから、
必ずあの頃にまた戻れるはず。
だから戻りたいって。

ちょっとその考え、
待って欲しいんです。

「楽しかったあの頃」からの
「激ツラい今」なんですよ。

「楽しかったあの頃」
に戻ったら、
もう一度
「激ツラい今」も
繰り返すんですよ。

そう思いません？
思いませんか？

「復縁したカップルが
また別れる」という話、
よく聞きませんか？

こないだ別れたのに
また付き合い始めて
また別れる、
それを延々と繰り返す
カップルの話とか。

(「ぐふうっ！　まさに
今の私！！」って被弾してる
方がいたらすみません…^^;)

この仕組みって、
まさにそれなんですよ。

「楽しかったあの頃」
を取り戻そうとするから、
「激ツラい今」も
また戻ってくるんです。

おんなじ理由で喧嘩して
おんなじ理由で嫌になって
おんなじ理由で別れるのです。

人類全体で見ても、
人間って歴史を繰り返す
生き物ですからねー。

で、ここで多くの方が
思ったことでしょう。

「いやいや、お前も
復縁してんだろ！」
「お前も歴史繰り返すん
ちゃうんか！」って。

私は「楽しかったあの頃」は
取り戻していません。

「新しい二人の関係」を
作ったんです。

「新しい二人でいる楽しさ」
を見つけたのです。

だから「あの頃の楽しさ」は
もう必要ありません。
だってあの頃の楽しさを
取り戻したら、
「またツラい目に遭う」
じゃん。笑

＊　＊　＊

「何を言ってるのか
さっぱりわからん」
という方も多いと思いますが、

なんですかねー。
復縁を目指す人って8割がた
「あの頃の楽しさ」を取り戻すために
まず我慢しようとするんですよね。
自分を押し殺しちゃうの。
あ、もうこれは男女関係なくです。

「自分が我慢できなかったから
関係がこじれたんだ。
自分が我慢して
相手にとって正しい対応や
態度をとっていれば、
今度こそきっとうまくいくはずだ」
って。

我慢はこじれの元ですよ。
あと、我慢できずに爆発するか、
爆発しない人は心や体の
病気になります。

私と現パートナーも、お互い
「なんだこいつ〜〜〜〜〜」
と思うことはあります。
思いながらも、一緒にいます。
しかしそれは「我慢」とは
違うんですよね。

「こないだコレ許してもらったし、
私も大目にみるか〜」とか、
「あなたが自由にしたいなら、
私も自由にしちゃうぜ」とか、
「私は〇〇を大事にしたいので、
あなたの〇〇も大事に思うね」とか、
なんかそんな感じ。

で、どうしてもゆずれない部分は
真剣30代しゃべり場です(笑)。

昔の私は一方的に
自分の不満をぶちまけていましたが、
最近は「相手の気持ち」を
確認するようになりました。

「私はこういう価値観(考え)
なんだけど、
あなたはどう思う？」とか。

で、もし相手の価値観が
自分と違ったら、
「それはおかしい！
こっちが正しい」とかは
絶対に言いません。

「ふーむ、あなたは
そういう価値観なのね」
「そういう考え方もあるのか！
確かにそうだなー。面白い！」
「そういう考えに至る
なんかあったんだろうね〜」
で終わり。

「あなたの価値観や
考えは自由だけど、
私に対して『〇〇』って言葉を
浴びせてくる所は嫌いです」
とは言う時もある(笑)。

だって嫌なもんは嫌だもの。
生理的に嫌いな言葉を
投げつけられるのを
我慢してまで一緒にいる
価値ある？　と思う。

彼は彼で、その言葉が
「言わないと呼吸が
できなくなるくらい
ものすごく大事な言葉」
でも何でもないので、

「それを言ってあなたと
一緒にいれなくなるくらいなら、
言わなくていーや」
ってなります。

でもつい向こうが
口癖で言っちゃって、
だんだん私が慣れてくる時も
ありますね。
「あん時はものすごい嫌だったけど
最近は気にならなくなったなー。
自分の精神状態が変わっただけか」
て感じで。
それはそれで「平気になったわ」
ってお伝えします。

まあでも、そこまで
真面目なのは時々で、普段は

「ねんのばーか！　ばーか！」
「〇〇ちゃんなんかきらーい！」

ってふざけて言い合ってる
だけなんですけどね。
(※「ねん」ってのは私のあだ名。
〇〇ちゃんは普段の彼に対する呼び名)

でも同じくらいかそれ以上
「だいすき！」とか
「かわいい！」
「かっこいい！」とか
言いあってますよ。
40手前の男女が。笑

ちなみに別れる前は、
彼は「愛してる」「かわいい」は
たくさん言ってくれていたけど、
私はあんまり言ってなかったです。
(恥ずかしくて言えなかった)

あと小学生のケンカみたいなのも
そんなにしてなかったかな？笑
初期はしてたかもだけど、
二人とも大人ぶろうとしてたかも。

そして「話し合い」も
ほとんどできてなかったです。

「話し合いのフリした
長時間の会話」は
死ぬほどしてましたけどね。笑

お互いに
「相手はこう思ってるだろう」
「相手はこれを望んでるだろう」
って推測しあって、
勝手に考えたり動いたりして、
ぜんぜん違ってこじれてました。

だから「新しい関係」では
「お互い、自己判断せずに
確認していこうぜー！」
ってなってます。
「磯野、野球しようぜー！」
のノリで。

＊　＊　＊

だんだん自分のノロケ話みたいに
なってきましたが、
とにかく
「前のやり方で
別れてしまったんだから、
前のやり方をガラッと変える
必要がある」
ということです。

しかも二人で話し合いながらね。

だいたい皆さん相手のことを考えず
「こうすることが
相手にとって良いはずだ」
って一人で突っ走っちゃうんです。
「安全確認をせえ！」って話です。
(千鳥ノブ風に読んで)

で、それの最たるものが
「我慢」なんですよねー。
日本人だからかなあ。
我慢が美しい・正しいと
思っちゃうのかなあ。
昔ながらの夫婦って
「お互いの我慢」で
成り立ってますもんね。

復縁に必要なのは
「辛抱」であって
「我慢」じゃないと
思うんすよねー。

「会えない寂しさ」とか
「気軽に連絡できない苦しさ」
とかは辛抱する必要があるけど、

「本当は嫌だけど、
復縁するために
相手の言うことを
イヤイヤ飲み込む」
みたいな我慢は本当に
やめた方がいいです。
自分だけでなく、
相手も不幸にさせるし。

なんか長く書きすぎたので、
本日はここで終わりでーす！
ごきげんよう、さようなら。